| 「ローライダー」は完全に絶命危惧種になってしまったな |
さて、先日は「ローライダー風のフェラーリF40」をCGにて作成・公開したAbimelec Designですが、今回は「ローライダー風のランボルギーニ・ミウラ」が登場。
ランボルギーニ・ミウラは言わずとしれた「スーパーカーのアイコン」の一つであり、あまりの完成度の高さから現実世界ではもちろん、2次元においてもなかなかカスタムしようというツワモノが出てこないというクルマでもあります。
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ただしAbimelec Designは違った
しかしながら、これまでにも「現実にありそうな気もするが、やっぱり存在しない」という微妙なレンダリングを作成してきたのがAbimelec Desgn。
今回も他のアーティストとは”一味違う”作品となっています。
見る限りだと、ボディパネルは「ノーマルのまま」。
ただし「ローライダー」だけあって極端に車高が落とされ、ゴールドのワイヤーホイールにホワイトのライン入りタイヤという「絶対にないだろうな」という仕様。
それでも現実味を感じさせるのはAbimelec Designならではのワザだと言えそうですね。
ボディは見てのとおりキャンディペイント。
そこへトーンを変えたブルー、そしてゴールドのストライプが入り、いかにも「70~90年代風」な雰囲気を出しています。
なお、ローライダーカスタムのキモは「シンプル」。
ゴテゴテしたエアロパーツが付与されているとまた別のクルマのようになってしまいますが、シンプルな構造に留めるからこそペイントが生きてくるのかもしれません。
ただ、こういったローライダーは本家アメリカでも、そして日本においても絶滅危惧種であると見え、ほとんど見かけなくなってしまいましたね(アメ車にやたら小さいタイヤを取り付けたり、ハイドロを仕込んでボヨンボヨン跳ねるクルマもほとんど見なくなった)。
なお、インテリアにもきっちり手を入れるのがローライダー流。
ダッシュボードにはボディカラー同様のグラフィックが再現され、シートは張り替えられ、ステアリングホイールも交換済み。
ほかにはこんな「バーチャル」カスタムも
なお、現在バーチャルカスタムで主流なのが「未来風」「サイバーパンク風」カスタム。
この流れはかれこれ10年近く継続しているように思われ、ひとつのジャンルが確立されたと考えてよさそう。
こちらはKhyzylSaleem氏による911GT2 RSの仮想レンダリングですが、「ダックテール」を通り越して「ホエールテール」と名付けられたリアスポイラーが取り付けられています。
これまでに同氏の作品は、いくつか現実世界のチューナーの手によって再現されており、このホエールテールについても、GT3やGT3 RS、GT2 RSをはじめとする911用アフターパーツとしての開発計画があるようですね。
こちらもKhyzylSaleem氏による「マツダRX-7シューティングブレーク」。
同氏は自身でもRX-7を所有しており、それだけにRX-7には格別の思い入れがあるようです。
こちらは「世紀末系」レンダリングを得意とするYasidDESIGNの「ボリード・トラック」。
ブガッティのサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードのタイヤをキャタピラーへと変更したものです。
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参照:Abimelec Design, Khyzyl Saleem, YasidDESIGN, bradbuilds