| しかも公開したのはポルシェGT部門のボス、アンドレアス・プルニンガー氏 |
さて、ポルシェはそのパーソナリゼーションプログラム「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」にて様々な顧客の要望に対応することで知られますが、その中には「パワーアップ」や「ボディ形状変更」といったものまで(もともと、フラットノーズはここから誕生したと言われる)。
もちろんカスタムペイントも意のままということになりますが今回、ポルシェのGT部門管理者であるアンドレアス・プルニンガー氏が自身のインスタグラムへと”ランボルギーニの”ボディカラーへとペイントした新型911GT3の画像を投稿してちょっとした話題に。
標準で用意されるポルシェ911GT3向けボディカラーは14色
なお、ポルシェが「標準」にて用意する911GT3向けボディカラーは14色。
この「標準」とはつまりカタログで選べる色を指しますが、上述の通り、ポルシェは希望通りのカラーへとペイントするサービスも展開中です。
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そして希望通りというのはもちろん「どんなカラーにでも」ということを意味しており、今回公開された911GT3のボディカラーもそういった例の一つ。
このボディカラーはシルバーにちょっとだけブルーが入った色味を持っており、ランボルギーニに採用される「Azzuro Thetys Metallic」というボディカラーなのだそう。
現在ポルシェは「ペイント・トゥ・サンプル」なるカスタムプログラムを展開していて、この「ランボルギーニのカラー」への塗装もそういったプログラムの成果の一つであり、同時にプロモーションの一環なのかもしれません(現在、ランボルギーニとポルシェは、ともにフォルクスワーゲングループに属している)。
同氏のインスタグラムには、公式フォトでは見られなかった角度からの画像もアップされていますが、リアウイングの表面は「意外と丸い形状」を持つようですね。
なお、ステーや翼端は世界各地の法規をクリアするためか、エッジ部分が丸められていることもわかります。
ランボルギーニと同じボディカラーにペイントされたポルシェ911GT3の投稿はこちら
余談ではあるものの、「ポルシェ918スパイダーのボディカラーにペイントしたランボルギーニ・アヴェンタドールSV」といったクルマも存在します。
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ポルシェは一時期、カスタムペイントに凝っていた
参考までに、ポルシェはこれまでにもいくつかのカスタムペイントを公開しており、こちらは見る角度によってカラーが変わる「パイソングリーン・クロマフレア」。
こちらはヴァイオレット・クロマフレア。
ともに約1050万円という価格を持つ高額オプションです。
カスタムペイントの調合には「時間」がかかる
現在ではスーパーカーがある意味では一般化してしまい、よってオーナーは「他の人とは異なるカラー」に自分のクルマをペイントしようと考えるケースが増えていて、よって各メーカーにとっても「いかに顧客の要望に応えるか」が重要な課題に。
ブガッティはその顕著な例であり、もちろんカスタムペイントに対しても積極的ですが、ワンオフでカラーを開発する場合には最低でも4ヶ月を要する、とのこと。
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その理由としては「耐候テストを行うために」そのカスタムカラーに塗ったパネルを放置して色あせ等を見るからだとされますが、こういった手間を要することを鑑みるに、「新色の調合」が非常に高価なオプションであることにも納得です。
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参照:ap_andypreuninger