| フェラーリにしては珍しいブラックホイールを装着、ボディカラーはマット仕上げのビアンコイタリア |
さて、フェラーリが488ピスタ・スパイダーのカスタム車両を公開。
これは自社のパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」にてカスタムを行ったもので、「トータルホワイトルック」が特徴です。
フェラーリいわく「スポーティさとエレガンスとの融合」とのことですが、ほかのスーパーカーメーカーでは持ち得ない優雅さを演出しているようですね。
ボディカラーは「マットビアンコイタリア」
このフェラーリ488ピスタのボディカラーは「マットビアンコイタリア」。
「ビアンコイタリア」はいわゆるホワイトパールで、非常に人気の高い特別塗装色です(マット仕上げなので、より上品に見える)。
ただしその価格もハンパなく、おおよそ170万円ほどのコストが必要だと言われていますね。
そして今回紹介する488ピスタ・スパイダーの場合は「マット」仕上げなのでもうひとつ高価だと思われますが、ストライプ(ガンメタルとロッソコルサ)もビアンコイタリアと同じくマット仕上げを採用しています。
さらに興味深いのは、ボディ各部のカーボンパーツがグロスブラック仕上げなので光沢によるコントラストが演出されていること、そしてボディアンダーのカーボンパーツをハイライトするロッソコルサのラインが「グロス仕上げ」であること。
加えてホイールは(フェラーリとしては珍しい、そして通常オプションの範囲では選べない)ブラック仕上げとなり、ホイールセンターキャップはカーボン仕様、ブレーキキャリパーはレッド。
使用されるカラーはホワイトとブラック、ガンメタル、レッドに絞られているということになりますが、「ガンメタル」はカーボンファイバーと色味が良く似ており、全体的にまとまりの良い仕上げを持っていると思います。
インテリアも「ホワイト」
そしてインテリアもエクステリアの仕様とマッチしており、やはり目を引くのはホワイトのシート。
スムースレザーではなくシボ感のあるポルトローナ・フラウ製で、これもまた相当にコストが掛かっているのは間違いなさそう。
シート中央にはブラックのライン、そしてライン上にはレッドのステッチが入ります(ヘッドレストの跳ね馬=プランシングホースの刺繍はレッド)。
センターコンソール、ブリッジは「マット仕上げ」のカーボンファイバー製。
ダッシュボードやニーパッドのカラーは「チャコール(グレー)」で、ホワイトのインサート入り。
ステアリングホイールとパドルにはマット仕上げのカーボンファイバーが用いられており、12時位置にはホワイトのセンターマークが設けられています。
なお、ホワイトとブラックとの中間である「グレー」を用いることで、ホワイトとブラックとの対立をうまく回避し、柔らかい印象に仕立て上げているように感じられますね。
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