| ホワイト、ブラック、そしてオレンジのクリーンな仕様 |
さて、最近のマクラーレンにおいて「もっとも高価でもっとも特別な」限定モデル、スピードテール。
文字通り「スピード」に特化しており、センターシートレイアウトやエアフローを考慮したロングテールがほかのスーパーカー、ハイパーカーとは一線を画すつくりとなっています。
そして今回、そのスピードテールがさっそく中古市場に登場しており、その内容を見てみましょう。
もともとはコレクターが購入した個体
このマクラーレン・スピードテールが販売されているのはドバイのエキゾチックディーラー、Al Ain Class Motors。
もともとはコレクターによって購入されたものだそうですが、なんらかの理由にて中古市場へと売り出されることになった模様。
外観は非常にシンプルで、ホワイトのボディにカーボンファイバー製ホイールカバー、フロントスプリッター、リアディフューザーが装着されており、ボディ下回りにはオレンジのストライプが入ります。
全体的には非常にシンプルな外観を持っており、「美しい」とさえ表現できるカラーコーディネートですね。
なお、外観に採用されるオレンジはインテリアにも反復されている模様。
このマクラーレン・スピードテールのインテリアはこうなっている
そしてこちらが今回売りに出されているマクラーレン・スピードテールのインテリア。
3つあるシートのうち、ひとつだけがオレンジの切り替えを持っています。
そして面白いのが、一部で用いられるアクセント。
ステアリングホイールのスポーク部には見たことがないようなグラフィックが用いられているようですね。
拡大するとこう。
そしてオーバーヘッドコンソールにも同様のフィニッシュが施されますが、どうやら「サビ」をモチーフにしているようですね。
クリーンなエクステリアに対してこの「サビ」風加工を持つインテリアが何を(オーダーしたコレクターにとって)意味するのかはわかりませんが、ここまで手をかけた車両をすぐに売りに出した理由もまた「謎」です。
マクラーレン・スピードテールは今後高い価値を誇りそう
なお、マクラーレンの限定モデルはここ最近売れ行きが芳しくなく、エルヴァ、620Rともに予定台数よりも「縮小して」生産されています。
しかしながらスピードテールについては予定限定台数の106台を消化しており、さらにはセナやほか限定モデルのように「納車開始直後から転売目的の個体が中古市場にあふれかえる」ことがなく、つまりは購入者の多くが「しっかり保管している」ということになりそうですね。
その理由としては上述の通りその「排他性」にあり、かのマクラーレンF1の後継とも言える性質を持つことや、ほかのマクラーレンの限定ハイパーカーとは全く異なるデザイン、仕様(センターシートやデジタルカメラなど)を持つことなどが考えられますが、なにより1055HPという途方もない出力、そして最高速度403km/hというパフォーマンスが大きく影響しているのだと考えられます。
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