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ル・マン・ハイパーカークラスに一番乗りで参戦を表明したSCG。そのSCG007の公道走行版を発売し、「市販車でのニュル6分切り」を狙っているようだ

ル・マン・ハイパーカークラスに一番乗りで参戦を表明したSCG。そのSCG007の公道走行版を発売し、「市販車でのニュル6分切り」を狙っているようだ

| ただしスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス 007S(ストリート)の価格は2億5000万円 |

さて、ル・マン24時間レース「ハイパーカークラス=LMH」にさっそうと名乗りを上げたアメリカの小規模自動車メーカー、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)。

もとはというとジェームズ・グリッケンハウスなる、映画監督そしてフェラーリコレクターの立ち上げた小規模プロジェクトに端を発するものの、現在ではちゃんとした自動車メーカーとして認可されており、その実力も「なかなかのもの」だと言われています。

実際のところ、オフローダーではありますが、世界一過酷なレースと言われる「バハ1000」にオリジナルマシンで挑み、このクルマは公道走行も可能なので「自走してバハ1000の会場まで行き、バハ1000を完走したのち、また自走して戻ってくる」という離れ業を見せたことも(フォードは万全のワークス体制で臨んだが、完走できずにリタイヤを喫している)。

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スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスはル・マンで好成績を収める可能性も

そしてスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが新しくル・マン24時間レースのハイパーカークラスへと投入するのが「SCG007」。

こちらについてはすでにシェイクダウンが開始されており、実際のところ「かなり速いんじゃないか」とも言われている模様。

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そして驚くのはドライバーラインアップが「ロマン・デュマ、ピポ・デラーニ、オリヴィエ・プラ」ということ。

このうちロマン・デュマはル・マン24時間での優勝経験が(アウディ、ポルシェにて)3度あり、そのほかアメリカン・ル・マンほか優勝経験多数。

さらにはパイクスピーク・ヒルクライムにてフォルクスワーゲンID.Rをドライブし史上初の7分台へと突入したほか、同じくID.Rにてニュルを走り、6:05.336という尋常ならざるタイムにて「EVでのニュルブルクリンク最速記録」を打ち立てたその人です。

残る二人もLMP2クラスながらもル・マン参戦経験があり、オリヴィエ・プラは優勝経験も。

つまりは「最強とも言える布陣で臨む」ことになり、もしかしたら優勝を狙える可能性もありそうですね。

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ル・マン24時間参戦マシンの「公道走行バージョン」がリリースされるかも

今回、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが自身のフェイスブック上で述べたのが「ル・マン24時間に参戦するSCG007の公道バージョン、SCG007Sの発売を検討中」。

もともとル・マン24時間レース「ハイパーカークラス」は市販車を20台リリースすることが参加条件であったものの、あまりに参加チームが集まらなかったために現在この縛りは撤廃済み。

よってスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスも市販モデルをリリースする必要はないものの、なぜか市販モデルを計画しているようですね。

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そしてこのSCG007Sは公道走行可能な要件をすべて備え、エアコンも完備。

出力は1,400馬力に達し、公道用のタイヤにて「ニュルブルクリンクのラップタイムが6分以下」とも。

なお、現在ニュルブルクリンクの「市販車最速タイム」はメルセデスAMGブラックシリーズの6:43.616であり、もしSCG007Sが6分切りを達成したとなると、これはもう「当分破られない記録」なのは間違いなし。

スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスだけに、「自宅から自分で運転してニュルブルクリンクへと向かい、そこでトップタイムを出し、また自分で運転して帰宅する」ことができるクルマとなるのかもしれません。

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参照:James Glickenhaus(Facebook)

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