| これがブレンボの考える「未来のブレーキキャリパー」 |
さて、ブレーキシステムのリーディングカンパニー、ブレンボが「LEDを内蔵し、光るブレーキキャリパー」を発表。
このブレーキキャリパーは「Gセッサンタ」と名付けられ、スマートフォン経由にて自在に発光色を変更できるという特性を持っています。
今回公開された動画だと、「よりその作動状況がわかりやすいように」ということなのかバイクに装着されるものの、将来的にはクルマ(4輪)にも採用されることになるのだそう。
「光る」目的はいくつか存在
そしてブレンボによると、「光る」目的はいくつかあるといい、ひとつは「見た目が美しい」(たしかに、一部では受けると思う)。
次は「オーナーとブレーキシステムとのコミュニケーション」で、たとえばパッドの交換時期が迫ってくると、キャリパーが赤く点滅してそのクルマのオーナーに警告を発したりという使い方も想定している模様。
さらには「ブレーキランプとしての機能」も期待できるといい、けっこう多彩な用途にて「光る」ということになりそうですね。
ちなみにこのブレーキキャリパーの形状そのものは、ブレンボが1972年にはじめて開発したブレーキキャリパーにヒントを得ているとのこと。
ブレンボはこれまでにも様々な製品やコンセプトを発表
なお、ブレンボは「不動」とも言える地位を持ちながらもたゆまぬ製品開発を続けており、ちょっと前には「摩耗しにくく、ダストが出にくい」ブレーキローター、「グリーンティブローター」を発表。
これはローター表面が「鏡面加工」されているため、今回の”光る”ブレーキキャリパーの発光色を最大限に反射することになりそうです。
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この鏡面ローターに刻まれるブレンボロゴは「ウェア(摩耗)インジケーター」としても機能するそうですが、ローターやパッドそのものについて、おそらくはポルシェの「ダストが出ない」PSCB=ポルシェ サーフェスコーテッド ブレーキと同様なのだと思われます。
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さらにブレンボは「エレクトリックブレーキ」を発表したことも。
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