| ポルシェはタイカンを911に次ぐファミリーに仕立て上げたいようだ |
まさか「ワゴン」を2車種も投入するとは
さて、ポルシェは初の電気自動車「タイカン」に新ラインアップのクロスツーリスモを追加したばかり。
これはやや車高を上たオフロード風味のワゴンですが、今回は「タイカンGTS」そして「タイカン・スポーツツーリスモGTS」なる新ラインアップが登場することがほぼ明らかに。
なお、GTSとは「グランツーリスモスポーツ」の略なので、「タイカン・スポーツツーリスモGTS」を略さずに記載すると「タイカン・スポーツツーリスモ・グランツーリスモ・スポーツ」というなんだか変なクルマになってしまいます。
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その情報は「偶然」から
なお、この「タイカンシリーズにGTS追加」という情報についてはほんの偶然から判明したそうで、ある消費者がポルシェのセールスマンが操作するコンピューターの画面上に「タイカンGTS」そして「タイカン・スポーツツーリスモGTS」なる記載を見つけ、それを撮影してタイカン専門掲示板、「タイカン・フォーラム」へと投稿することに。
しかしその直後にこの投稿は消されることになり、消されたことでさらに信憑性が高まって情報が拡散することになったようですね。
参考までに、この「タイカン・スポーツツーリスモ」と見られるプロトタイプにつき、今年1月にはタイカン・クロスツーリスモと同時にテストしている様子が確認されており、つまりは今回の情報によって「スポーツツーリスモ追加の裏付けがなされた」と考えることも可能です。
「タイカンGTS」「タイカン・スポーツツーリスモGTS」はどんなクルマに?
そして気になるのが「タイカンGTS」「タイカン・スポーツツーリスモGTS」がどんなクルマになるのか。
これまでに発売された911、718ケイマン/ボクスター、パナメーラ、マカン、カイエン「GTS」だと「車高ダウンにパワーアップ、ブラックアクセント、専用エアロパーツ」というところが定石で、これらは運動性やハンドリングを向上させるため。
しかしながらダウンフォースを強化するためのエアロパーツを装着すると、それたつまりそのまま「抵抗」になってしまい、航続可能距離を減少させてしまうことになるのもまた事実。
それでも「GTS」を名乗る以上はダウンフォースを強化しないということは考えられず、となると平時にはダウンフォースを最小化できるアクティブエアロが装着される可能性もありそうです。
タイカンにはまだまだいくつかのバリエーションが登場予定
タイカンには現在「セダン」「オフロード風味のワゴン」が存在しますが、今回の情報にて「(通常の)ワゴンが登場するということも明らかになり、しかしタイカンのラインアップはこれにとどまらない模様。
別の報道では「クーペ」「コンバーチブル」も追加すると言われていて、まだまだタイカンの話題は尽きないということになりそうですが、おそらくポルシェはタイカンを「(24車種ほどに拡大した)911に次ぐ」、もしくは911以上のラインアップに育て上げたいのかもしれませんね。
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