| ただしこの「新しいブガッティ」がシロン後継なのか、追加バリエーションなのかはわかっていない |
さらにはガソリンエンジンを積むのかどうかもわかっていない
さて、ここ最近様々なウワサが耐えないのがブガッティ。
もちろん、クロアチアの新興エレクトリックハイパーカーメーカー、リマックと事実上「合併」することになったためですが、それによって急激にエレクトリック化が進むであろうこと、モデルバリエーションが拡大するであろうことが予想されます。
加えて、「ブガッティ・リマック」新CEOであるメイト・リマック氏が比較的マスコミに対して多くを語る人であり、そのコメントが様々な推測を呼んでいることも関係しているのかもしれません。
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その情報はモンタレー・カーウィーク中にもたらされる
今回明らかになった情報は、「ブガッティのニューモデルは1年前から開発が進められており、シロンと一切の関係性を持たないこと、まったくのゼロから開発されていること、重要顧客には12ヶ月以内になんらかの連絡が行われるであろうこと、そしておよそ3年後に発売されるであろうこと」。
これらの情報は、ブガッティ・シロン・エルメスを所有する米富豪、マニー・コシュビン氏がモンタレー・カーウィーク開催中にブガッティのブースを訪れ、ブガッティ・リマックCEO、メイト・リマック氏に「次のブガッティはいつ登場するのか」という質問を投げかけた答えとして得られたもの。
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マニー・コシュビン氏はいうまでもなくブガッティの最重要顧客の一人であり、実際にブガッティの公式コンテンツでも紹介されたことがある人物。
そして今回、「限定40台」とされるサーキット走行専用のハイパーカー、ボリード(ボライド)も注文しています。
「次のブガッティ」が何を意味するのか?
そしてここで気になるのは「次のブガッティ」とは何を意味するのかということ。
現在ブガッティの唯一の現行モデルでもある「シロン」はおそらく今年中に全生産予定台数を売り切ることになり、今後数年かけて生産を行い納車してゆくことになるかと思われ、そしてマニー・コシュビン氏が聞きたかったのは「シロンの後継モデル」だとも考えられます。
よって、次のブガッティ=シロン後継モデルだと考えるのがごく自然であり、シロン後継モデルは「3年後」に登場するということになりそうですね(その頃には全シロンの生産が終了していると思われ、時期的にはちょうどいい)。
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シロン後継「以外」の可能性は?
ただ、「シロン後継」のほかにもいくつかの候補が考えられ、ひとつは「SUV」。
こちらは「リマックと共同にて開発が進められる」という報道が(2年前に)なされており、このSUVが報道から1年経過したのち、実際に開発に着手されたという可能性もありそうです。
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そのほかだと4ドアセダンの「ガリビエール」計画の復活や、フロントエンジンモデルの「アトランティックコンセプト(発売計画が進められたが、ディーゼル不正事件で計画が潰えた)」復活についても可能性がありそう(これらもシロンとは共通性を持たないと考えられる)。
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ただ、シロン後継モデルを差し置いてこれらの開発を進めるとも考えられず(ミドシップハイパーカーは安定して利益を稼げるので、まずブガッティはミドシップハイパーカーありきだと思われる)、よって今回話題にのぼった「新しいブガッティ」とはシロン後継を指すとぼくは捉えているわけですね。
モンタレー・カーウィーク中でのマニー・コシュビン氏を収めた動画はこちら
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