| ホンダは中国にてガソリンエンジン版ヴェゼルを「ヴェゼル」のほか「XR-V」の名称でも販売中 |
ガソリン版ヴェゼルよりもフルエレクトリック版ヴェゼルのデザインのほうが自然に見える
さて、今年4月、ホンダは上海モーターショーにて「E:Prototype」を発表していますが、これはヴェゼルのEV版を予告するコンセプトカー。
そして今月、中国工業情報化省に登録した市販モデル版「ヴェゼルEV」の画像が公開されており、現時点では中国での販売に必要なホモロゲーションを取得しているといい、およそこのままの状態で発売されると考えて良さそうです。
ヴェゼルEVの名称はe:NS1
そして中国工業情報化省に登録されている情報によれば、このヴェゼルEVの名称は「e:NS1」。
ホンダは中国に2つの合弁相手(広州汽車と東風汽車)を持っていて、バッジを見る限りだと、このe:NS1は東風ホンダから発売されることになるようですね。
ちなみに中国ではそれぞれの合弁会社を通じ、一方ではヴェゼルを「ヴェゼル」のまま、そしてもう一方からは「XR-V」という名称にて販売しており、これを鑑みるに、このe:NS1についても、また異なる名称にてもう一方から販売されるのかもしれません。
今回公開された画像を見るに、ヴェゼルとの相違はそう大きくはなく、フロントグリルの大部分が閉じていたり、バンパーやホイールのデザインが異なっていたり、テールランプがクリア仕様となっているくらい。
なお、このホンダe:NS1は201馬力のモーターを搭載し最高速度は150km/h、バッテリーパックは68.8kWh、車体重量は2,108kgだと記載されています(一回の満充電あたり航続可能距離は公開されていない)。
おそらくは中国のみでの販売となりそう
現在のところ、ホンダはe:NS1を他の国で販売するかどうかについて言及していないものの、おそらくはトヨタIZOA(C-HRの中国専売EV)同様に中国国内専売だと思われ、その理由はぼくが思うに「グローバル品質を満たしていないため」。
早い話が欧州や日本で売るとクレーム頻発になるであろうということですが、まだまだ日本でヴェゼルのフルエレクトリック版を購入できるのはずっと先になりそうですね。
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