| しかもスーパーチャージャーやビルシュタイン製のサスペンションが装着され、トランスミッションはマニュアル |
今ではレプリカを制作するコストよりも中古のBMW Z3を購入したほうが安上がりかもしれないが
さて、Facebookマーケットプレイスにて売りに出された一台のBMW Z3がちょっとした話題に。
BMW Z3は比較的メジャーなクルマであり、市場にも溢れているのでさほど中古市場でも珍しいものではなく、しかし話題を集めている理由は「マツダ・ロードスターをベースにしたレプリカだから」。
「そんなバカな・・・」と二度見してしまうかと思いますが、たしかにドアハンドルは初代マツダ・ロードスター(NA)、そしてドアミラーやリアフェンダーにもちょっとした違和感を感じます(ただし、これらについて普通の人が気づくとは思えない)。
そのレプリカはあまりに良くできていた
なお、このレプリカは1990年代に架装されたものだといい、おそらくはまだBMW Z3の中古も少なく、人気も高かった時代の作品だと思われます。
もちろん現代だと、ロードスターを購入してZ3のレプリカを作るよりも「BMWZ3の中古を購入したほうが」遥かに安上がりなのはいうまでもなく、しかし当時にはそれなりの意味があったのだと思われます。
おそらくはヘッドライトなど一分のパーツには純正部品を使用しているのだと思われ、フロントフードも純正品か?と思わせるものの・・・。
実はグラスファイバー製の「レプリカ」。
どう見てもレプリカとは思えないほどの完成度を持っていますが、もうひとつ驚かされるのはこのクルマの走行距離が約20万8000キロにも達している、ということ。
つまり製作から相当な距離、年月を経ているのにとくに外観上の問題は見られず、かつ正常に動作しているという耐久性の高さも証明しているわけですね(一部、配線のやり直しが必要らしい)。
そしてこのBMW Z3レプリカには数々のカスタムが施されているといい、ジャクソンレーシング製スーパーチャージャー、ボーラ製エキゾースト、ビルシュタイン製サスペンションキット、モモ製ステアリングホイールなどが装着済みだと紹介されています。
なお、フロントまわりは(グラスファイバー製のフードによって)相当に軽くなっているものと思われ、もしかするとノーマルのマツダ・ロードスター、そしてBMW Z3よりも楽しいクルマなのかもしれません。
参考までに、スパークプラグ、燃料ポンプ、フィルター、フロントブレーキなどの交換や整備が施されている、とのこと。
インテリアはマツダ・ロードスターの雰囲気を色濃く残す
そしてこちらはこのBMW Z3レプリカのインテリア。
ダッシュボードの一部がレッドに張り替えられているものの、基本的にはマツダ・ロードスターのまま。
販売価格は3900ドル(43万円くらい)であり、そこそこパワフル、そしてそれなりの手が入っているため、「マニュアル・トランスミッション搭載のFR」を求めている人にはけっこういい選択肢なのかもしれませんね。
合わせて読みたい、レプリカ関連投稿
-
【動画】見よこのSF感!中国にてランボルギーニ・ランボV12ヴィジョン・グランツーリスモのレプリカを作った男たち
| 正直、動画を見るまではこれほどのクオリティを期待していなかったが | 世界には優れた技術を持つビルダーがたくさんいるようだ さて、中国にて、ランボルギーニのコンセプトカー「ランボV12ヴィジョン・ ...
続きを見る
-
どう見ても本物にしか見えん!タイのショップがローバー200クーペをベースにしたR34スカイラインGT-R「レプリカ」を作成。一部には純正パーツも
| R34スカイラインとローバー200クーペとはシルエットやサイズが近いようだ | 個人で楽しむための製作であればまだ許されるが、「販売目的」なのでそのうち摘発されそう さて、タイランドを拠点とする「 ...
続きを見る
-
【動画】ベースはまさかのホンダ・シビック!電動ルーフ開閉式、超絶クオリティを持つランボルギーニ・アヴェンタドールのレプリカが登場。なおトランスミッションはMT
| ホンダ・シビックをパワートレーンを残して全バラシ、ルーフもカットしてアヴェンタドールへとコンバート | 世の中には驚くべき技術を持つ人がたくさんいる さて、これまでにも非常に高いレベルのレプリカを ...
続きを見る