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みんな、ホンダeというクルマがあったのを憶えているか・・・?カスタムショップがマックス・フェルスタッペンのF1マシンを意識したワイドボディ版を製作

2022/02/06

みんな、ホンダeというクルマがあったのを憶えているか・・・?カスタムショップがマックス・フェルスタッペンのF1マシンを意識したワイドボディ版を製作

| おそらくホンダeはこのまま消滅すると考えており、中古相場が下がれば購入を検討してみたいと思う |

やはりマツダMX-30とともに航続距離の短さが問題だったのだろうと思う

さて、ホンダは初の量産EVである「ホンダe」を発表しており、発表直後には「タイプR」の可能性を否定しなかったものの、その後には「やっぱりタイプRはない」と完全否定。

よって公式にホンダe タイプRが登場することはなく、しかし今回「イノベーティブ・コンポジット」なるチューナーがホンダeのワイドボディ装着版「ハードコアモデル」を製作しています。

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そのカラーリングはマックス・フェルスタッペンへのトリビュート

そして今回イノベーティブ・コンポジットが公開したホンダeは、「ホンダ・レーシングF1、レッドブル・レーシング、マックス・フェルスタッペン」への敬意を表したカラーリングを持っており、さらにはカスタムボディキットを装着。

Honda-e-Widebody (6)

ボディキットはフロントバンパー、前後ワイドフェンダー、サイドステップ、リアスポイラー、リアディフューザーで構成されていて、こちらが製作中の画像です。

Honda-e-Widebody (3)

リアだとこんな感じ。

ホイールはラリーカーっぽいものへと変更された、タイヤもワイド化されていることがわかります。

このデザインのホイールは始めて見ましたが、ツーリングカーレースに参戦する車両に装着されるような(スピードライン製の)ディッシュタイプ、そしてスポーク形状を組み合わせた面白いデザインですね(しかもディスク面が外に張り出している)。

リア(ルーフ)スポイラーの角度もまたラリーカーっぽいと思います。

Honda-e-Widebody (2)

そのカラーリングはまさにF1マシン

そしてカラーリング含めて完成した状態がこちら。

ネイビー、イエロー、レッド、ホワイトのカラーリングに、レッドブルのグラフィックとホンダ、IBM、シーメンスのステッカーが貼り付けられ、マックス・フェルスタッペンが駆ったRBR F1マシンと”お揃い”のカラーリングとなっています。

Honda-e-Widebody (5)

このワイドボディ、ワイドタイヤ、リアスポイラーは「抵抗」となるため、おそらく満充電あたりの航続可能距離を縮めてしまうことになるかもしれませんが、見た目がカッコいいのでそれでOKなのかもしれません。※ホンダe(35.5kWhのリチウムイオンバッテリー)のWLTP航続距離は220km

パフォーマンスについては変更がないものと思われ、最高出力152ps(113kW/154PS)、最大トルク315Nm(232lb-ft)、0-100km/h加速を約8秒といったところに変わりはないものと思われます。

なお、イノベーティブ・コンポジットは、フルカーボン製ボディの製作や、限定数量にてこのエアロキットを販売する計画を持っているといい、今後の展開が楽しみですね。

Honda-e-Widebody (4)

ホンダeの将来はどうなるのかわからない

ホンダeは現在ホンダがワールドワイドに展開する唯一のEVですが、まだコンセプトカー(ホンダ・アーバンEVコンセプト)だった時代に、同様のデザインを持つホンダ・スポーツEVコンセプトを発表しており、そこだけ見ると「ホンダのEVはその路線で進むのだろう」と思われたものの、起点となるはずだったホンダe自体があまり売れていないもよう。

参考までに、2021年の欧州のEV販売事情だと、トップのルノーZOEの販売がおよそ10万台、2位はテスラ・モデル3の9万台超、3位のフォルクスワーゲンID.3は5.5万台くらい、そしてホンダeはマツダMX-30 EVモデルの約1万台よりも少ない4,400台くらいという統計が出ています。※ただ、ホンダeはもともと大量に販売することを考えて発売されたわけではない

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そうなるとホンダが「この路線で続けていいものか」と疑問を感じるのは当然のことだと思われ、そのためか中国にて展開する新型EVシリーズは「ホンダe」のクリーンでキュート、そしてツルっとした路線とは全く異なる「サイバーでエッジの効いたデザイン」。

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これがワールドワイドに採用されるとは思えないものの、少なくとも中国ではホンダeのデザインに「ノーサンキュー」が突きつけられたのは間違いなく、となるとホンダの(世界規模での)EV計画にも大幅な路線変更が加えられることも考えられ、BMWが「i」ブランドでそうしたように、EV専用のデザインを与えるのではなく、既存モデルのEV化という戦略に転じるのでは、とも考えています。

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