
| あの優雅なフェラーリ・ローマが一転して凶暴な顔つきに |
マンソリーは相変わらず過激なフェラーリのカスタムをリリースし続ける
さて、マンソリーがフェラーリ・ローマのチューニングプログラムを発表。
内外装のカスタムにとどまらず、出力向上等パフォーマンスの向上も手に入れていますが、これは車両全域に渡って手の入る「コンプリート・バージョン」という位置づけです(逆に、ちょっとだけカスタムしたい人向けに用意されているのが”ソフトキット”)。
ここでその内容を見てみましょう。

マンソリーによるフェラーリ・ローマ「コンプリートバージョン」はこうなっている
まず、このマンソリーによってカスタムされたフェラーリ・ローマの外観における大きな特徴は「鍛造カーボンファイバー製エアロパーツ」。

フロントだとバンパーそのものが変更され、グリルには新デザインの(オーソドックスな)メッシュが採用され、その下と左右のエアインテークにはフィンを用いた(ちょっとバットモービルっぽい)有機的なデザインを持つパーツが取り付けられています。

このカーボン製パーツの上下からはエアが抜ける構造が採用されているようですね。

ボンネットには812コンペティツォーネをイメージしたと思われるカーボン製パーツが付与され、フロントフェンダーにはドアにまで続くサイドスカットルも。

サイドステップもカーボン製、そして大きく横へと張り出した専用デザインへを持つパーツへと交換されています。

ドアミラーもカーボン製へ。

車体後部だとウインドウ下側のフラップ、そしてテールエンドのダックテール式スポイラー、リアディフューザーといったところがマンソリーによってカスタム済み。

このリアスポイラーはリアフェンダーにもまたがる「3分割」。

「スリット」が設けられているのはちょっと面白いところでもありますね。

リアディフューザーはかなり複雑な構造を持ち、横方向にも張り出しています。
フィンにはレッドのアクセントが入り、いっそうアグレッシブな雰囲気へ。

マンソリーは3.9リッターV8ツインターボもパワーアップ
そしてマンソリーはローマに積まれる3.9リッターV8ツインターボエンジンにも手を入れており、出力とトルクはノーマルの612ps(456kW/620PS)と760Nm(560lb-ft)から、700ps(695kW/710PS)と865Nm(638lb-ft)へと向上(その内容については説明がなく、しかし以前に発表されたポルトフィーノと同じくECUやエキゾーストシステムの変更によって達成されているものと思われる)。
この90馬力ものパワーアップによって、0-100km/h加速はノーマルよりも0.3秒速い3.1秒をマークし、最高速は332km/hに達する、とのこと。

もちろん足回りもローダウンされ、タイヤ/ホイールはフロント21インチ、リア22インチへ。
ホイール外周にもレッドのラインが入り、強烈なインパクトを醸し出しているようですね。

インテリアについてはノーマルからの変更点が多くはなく、見たとことステアリングホイールのセンターパッド(のエンブレム)、フロアマット、そしてペダルといったところ。
マンソリーはこのローマの「コンプリート・バージョン」の価格を公開していないものの、当然ながら「安くはない」ことは明白で、しかしモナコや中東の富裕層あたりがこぞってカスタムすることになるのかもしれません。

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参照:Mansory