| 近年、犯罪者も「様々な犯罪を同時に行う」など多角経営の時代を迎えているようだ |
それだけの熱心さがあれば、まともに働いても十分に稼げると思うが
さて、コロナ禍に入ってから自動車の盗難が急増していると言いますが、その背景には急速に高まった自動車の需要に加え、貴金属の価格が上昇したことで触媒などのパーツが「儲かる」商材になったこと、オンラインでのパーツ売買が盛んになったため盗んだクルマを分解して売ることが「割の良いビジネスになった」ためだと報じられています。
実際のところ、アメリカでは年間70万台以上のクルマが盗まれているとも報道されており、今回カリフォルニア州にて35台以上の高級車や高級スポーツカーが押収されたことでちょっとした話題に。
押収したクルマにはアストンマーティンやベントレーも
報道によれば、これらのクルマは「不正に購入された(詳細が明かされていない)クルマ」や盗難車だといい、サンフェルナンドバレーで出された捜査令状をもとにカリフォルニア州ハイウェイパトロールが家宅捜査を行い、その結果として押収した車両たち。
この窃盗グループは以前からマークされていたと見え、2ヶ月に渡り綿密な捜査が続けられた結果のガサ入れだといい、現場からはアストンマーティン・ヴァンテージ、ベントレー・コンチネンタルGT、シボレー・コルベットC8、BMW 8シリーズ、そのほかレクサスやジャガー、ランドローバー、ポルシェなど多数のクルマが発見された、とのこと。
現時点ではまだまだ詳細について調査中ではあるものの、被害総額は2億7000万円を超えると報じられ、相当な規模の犯罪だと言えそうです。
ただし「盗難車」だけでは終わらなかった
ただ、今回は盗難車意外にも別の発見があって、まずは400株を有に超えるマリファナの(販売目的の)栽培、そして多数の銃火器も見つかっており、警察にとっては「盗難車を追っていたら、思わぬ事件に結びついた」という結果に。
地元警察は「車両盗難の容疑者は、武器所持、麻薬取引、その他地域社会に影響を与える暴力犯罪など、他の犯罪行為に関与していることが多い」と述べていますが、たしかにこれまで報じられた事件を見ても、別件で逮捕したら、とんでもない量の盗難車が出てきたという例があるので、近年の犯罪者は「ひとつの種類の」犯罪にとどまらず、複数の事業を手掛けるといった多様化の時代を迎えているのかもしれません。
今回の高級車押収事件を報じる動画はこちら
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