| デロリアンはこれまでにも多数の計画を考案し、その中から「商業ベースに乗る」3台を復活させるようだ |
ただしデロリアン・モーター・カンパニーにはそれだけの生産設備はなく、よってどこかに生産を委託することになりそうだ
さて、デロリアン・モーターカンパニーは8月に開催されるペブルビーチにて「新型デロリアン」を発表する予定となっていますが、驚くべきことにこれは単なる始まりでしかなく、なんとまだほかに3種類ものデロリアンが発表されるもよう。
これはデロリアンCEOのヨースト・デ・フリース氏がエレクトリファイ・ニュースのポッドキャストにて「我々は今回、単にスポーツカーを発表するだけではありません。ブランドの再出発に際してはスポーツカーは不可欠ではあるものの、我々の最終的な目標はフルラインアップメーカーになることです」という野望を語っています。
いくらカッコよくてもスポーツカーのみでは生き残れない
そしてヨースト・デ・フリース氏によると「いかに復活第一弾のクーペが格好よくとも、それだけでは生き残ることは不可能です。だから、これからは様々な製品が登場することでしょう。SUVなのかセダンなのかはわかりませんが、とにかく販売ボリュームを意識した製品が発売されることになるでしょう」。
なお、デロリアン・モーターカンパニーによると、同社は今後90日以内に上述の3台を発表するといい、その3台とは「これまでに何度かブランドのリブートを考えた際に出てきた多数のアイデアの中から選んだ3つ」だとされ、それらは同社の言葉を借りるならば「1990年のデロリアン、2000年のデロリアン、そして2010年のデロリアン」。
さらに言えば、まず第一弾として発表されるのが「2020年代のデロリアン」ということになり、ここから「2010年」「2000年」「1990年」へとさかのぼり、「1980年代」へと歴史を繋ぐのかもしれません。※ヨースト・デ・フリース氏は、40年の歴史を3ヶ月で見せるとコメントしている
「ほかの3台」はお求めやすい価格に?
なお、第一弾として発表される新型デロリアン「エヴォルヴド」はウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングとイタルデザインとの協業によって開発されるピュアエレクトリック「EXVモジュール・プラットフォーム」を採用すると言われ、出力は1,000馬力を超える可能性が高く、価格は1億円オーバー、さらには販売台数が限定される、とも。
ただ、ヨースト・デ・フリースCEOの言を信じるならば、最初のデロリアン・エヴォルヴドの後に公開される3台のデロリアンについては「販売ボリュームを確保できる」車種ということになり、よって価格はまだ「一般的」なものに設定され、限定台数についても設けられないと考えて良さそう。
さらには「スポーツカーだけでは生き残れない」と語っていることから「それらはスポーツカーではなく」別のボディ形状が与えられると考えられます。
現在のところ、これらのデロリアンについてはいったいどういったモデルになるのか確たる情報はなく、しかしまずは「第一弾」となる、そして8月18日に公開されるデロリアンDMC-12の後継モデルを待ちたいところでもありますね。
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