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これはゲットせねばなるまい!ポルシェとリモワが初代911オマージュの「ハンドキャリーケース ペピータ」を限定発売。随所に911を思わせるディティールも

2022/04/11

これはゲットせねばなるまい!ポルシェとリモワが初代911オマージュの「ハンドキャリーケース ペピータ」を限定発売。随所に911を思わせるディティールも

| 70年以上のポルシェとリモワとのコラボの歴史において、ここまで「911っぽい」リモワはほかにない |

ケース、ストラップ、バックル、ハンドルなどが特別仕様に

さて、ポルシェは1950年からリモワとのコラボレーションを継続していますが、今回あらたに「ポルシェ x リモワ」ハンドキャリーケース ペピータ」を発売。

このバッグは限定生産となり、4月21日からオンラインにて販売が開始される、とのこと。

なお、キャリーケースの中心には誇らしげにポルシェクレスト(エンブレム)が輝き、これは今までのコラボ製品には見られなかった仕様だと思います。

リモは現在ルイ・ヴィトン(LVMH)グループに所属

なお、こういった変化について、おそらくはリモワの考え方が変わったからだと考えていて、というのも現在リモワはルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループに属するため。

リモワは2016年にLVMHに買収され傘下に収まりますが、その後にはロゴを変更し、さらにはフェンディ、ディオール、オフホワイト、シュプリームなどとの「身内」コラボレーションを行い、一気にハイブランドへの仲間入りを果たしています(シュプリームについては、傘下のブランドではないものの、出資対象となっている)。

こういったコラボの背景については、LVMHの「今まで接点の無かったブランドとのコラボによって、新しい顧客を呼び込む」というものがあるのだと思われ、リモワという旅行かばんを、「旅行用」から「ファッションアイテム」へと昇華させることに成功したとも考えています。

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たとえばルイ・ヴィトンも同様であり、シュプリームとのコラボレーションによって「それまでルイ・ヴィトンに目を向けなかった人」が大挙してルイ・ヴィトンに押し寄せることとなっており、これによってその客層(男性客)が一変したという事例も。

そしてブランドにとって新しい客層を呼び込むことは、ブランド活性化にとって非常に重要であり、ブランドの老朽化を防いでくれることにもなるわけですね(どこかで客層を入れ替えないと、その客層とともにブランドが老朽化し、いずれは買う人がいなくなる)。

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ルイ・ヴィトンはポルシェにも価値を見出している

そして2016年にリモワがLVMH傘下に入った際、ぼくは「これでポルシェとリモワとの提携関係も危うくなったな」と考えていたのですが、意外なことにその後も両者の関係は維持され、新ロゴを採用した後にもポルシェリモワが販売され続けています(ぼくは2002年以来、ポルシェとリモワとのコラボスーツケースを愛用し続けている)。

つまりリモワの親会社であるルイ・ヴィトンにとってポルシェは「コラボ先として十分にその価値がある」と判断されたと考えてよく、そこで今回のコラボレーションに結びついたのかも。

新しく発表された「リモワ ポルシェ ハンドキャリーケース ペピータ」を見てみると、ケース本体そのものは紛れもない「リモワ」で、そこへポルシェのエンブレム(画像はモノクロだが、実際には911同様にゴールドのカラークレスト)が装着され、さらには初代911のドアミラーやドアハンドル、ハブキャップ、各部のモールをイメージしたというクロームのパーツが(ハンドルやロック、ストラップホルダーに)使用されています。

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もちろんケースサイドのストラップはかつてのポルシェに用いられていた、ボンネットと車体を固定するためのレザーベルトへのオマージュです。

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なお、このリモワ ポルシェ ハンドキャリーケース ペピータは現代の911のフロントトランクにすっぽり収まるといい、クラシックポルシェだとリアシートに収納が可能。

ちなみに現代の「ポルシェリモワ」はポルシェ各モデルのトランクに収まるように設計された「専用サイズ」であり、一般のリモワとは完全に異なるサイジングを持っています、

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そのほか、内張りの画像は公開されていないものの、「ペピータ」の名の通り、初代911のシートに採用されていた「ペピータ柄」が採用されており、911の車体(ドアを開けたところ)に貼られている「推奨空気圧を記載する黄色いラベル」を再現した「リモワのロックの取り扱い方を示した黄色いラベル」が貼られているのだそう。

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こういった例を見るに、今回のリモワ ポルシェ ハンドキャリーケース ペピータは非常に特別な仕様を持っていますが、これは今までにリモワが「(ハイブランドとの)コラボモデル」にて採用した、それらのブランドのアイコンを物理的なディティールとして取り入れるという手法と同じであり、やはりルイ・ヴィトンはポルシェに対して相応の価値を見出している(これまでのポルシェリモワは、上述のようにサイズ、そしてカラーやバッジ、簡素な内張りくらいしか専用にアレンジされていなかった)、と考えていいのかもしれません。

なお、ぼくはこういっやハードケースが大好きで、しかもポルシェとリモワとのコラボとなると「今回のリモワ ポルシェ ハンドキャリーケース ペピータは必ず押さえておかねばなるまい」と考えています。

参考までにですが、現在メインで使用しているポルシェリモワは、努力してお金を貯め、最初に購入したポルシェ(986ボクスターS)の納車にあわせて(これまた無理して)購入したものなので強い思い入れがあり、ある意味では(986ボクスターS同様に)ぼくの原点だと言えるかもしれません。

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