| ジープ・ラングラーでは「オフロード性能を向上させるカスタム」が一般的ではあるが |
こういった「ホットロッド風」カスタムはさすがに見たことがない
さて、昔からジープ・ラングラーをカスタムする人は数多く存在しますが、そのほとんどというか全てに近い人が「オフロード走行性能を向上」させる改造を行うものと見られ、たとえばラグジュアリーSUVのようにローダウンしたり各部をボディカラー同色にペイントする例はほぼ皆無かと思います。
しかしながら今回、「ローダウン」ではないものの、珍しい”ホットロッド化”されたカスタム仕様の1988年製ラングラーが中古市場に登場し、17,950ドル(日本円で約230万円)という高額な値付けにもかかわらず購入者が現れたもよう。
まさかラングラーのホットロッドを目にする日が来ようとは
そしてこのラングラーを見てみると、「雰囲気的にはなんとなくジープ」ではありますが、外板は完全にオリジナルデザインへと置き換えられており、一体ベースモデルが何であるのかが把握しづらくなっています。
なお、フロントタイヤにサイクルフェンダーを取り付けたあたりはまさに秀逸で、リムの深いホイールや「微妙な」はみ出しタイヤ仕様もなかなかGOOD。
前後バンパー、サイドにはウッドが使用されており、ちょっとレトロな雰囲気もありますね。
ちなみにラングラーにしてはフロントが長く見えますが・・・。
その理由は、フォード製の巨大な7.5リッターV8エンジンへと置き換えられ、その大きな熱量を冷やすためにラジエターも大型化されているためだと思われます。
プラグコードやエンジンヘッドカバーを美しく見せているあたりもホットロッド的ですね。
リアは超スクエアなシェイプを持ち(これもホットロッドっぽい)、テールパイプは後方に突き出た「2本出し」。
ジープ・ラングラー「ホットロッド」カスタムのインテリアはシンプルの極みだった
そしてこちらはジープ・ラングラー・ホットロッドカスタムのインテリア。
ウインドスクリーンはコンパクトなスピードスター風の形状へと改められ、ダッシュボードはシンプルなウッド製に。
そしてダッシュボードには必要最低限と思われるだけのメーターが埋め込まれています(オートメーター製っぽい)。
ルームミラーが「丸いカーブミラー」なのもユニークですね。
乗降時にはこんな感じでサイドのパイプを跳ね上げるというユニークな構造を持っています。
シートはけっこう座り心地が良さそうな肉厚のコンフォートタイプで、アームレストともどもクルームレザーで覆われており、ちょっとした高級感も感じられます。
なお、販売に関しては必要最低限の情報しか記されておらず、どうしてこういったカスタムを行うことになったのか、そしてこのラングラーがどういった経歴を経たのか一切不明。
ただしそれを抜きにしても魅力的なカスタムカーであることに変わりはなく、即決価格での購入者が現れたことにも納得させられますね。
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参照:ebay