ボディカラーはランボルギーニ純正色、エンジンはコルベット、そして内装色はオールホワイト！オフローダーらしくないカスタムのランドローバー・ディフェンダー

｜ 今までにも様々なディフェンダーのカスタムが公開されてきたが、これほどカラーにこだわった個体も他にないだろう ｜

鮮やかなグリーンにブラックのコントラストが秀逸

さて、先代ランドローバー・ディフェンダーは今でも非常に人気が高く、欧州はじめ世界中にて様々なカスタムが行われています。

そして今回公開されたのが英国のECDオートモーティブ・デザインによってカスタムされたディフェンダー110で、大きな特徴としては「コルベットのV8エンジンを積んでいる」ことそして「ランボルギーニの純正ボディカラーにペイントされている」こと。

ちなみにこのディフェンダーはイギリスにて25年間「作業用」として使用され、その後ECDオートモーティブ・デザインによってレストモッドがなされたのだそう。

ランボルギーニ純正ボディカラーにペイントされたディフェンダーはこんな仕様を持っている

そこで「プロジェクト・ナウ」と命名されたこのディフェンダーを見てみたいと思いますが、ECAオートモーティブ・デザインはまずエンジンのスワップからはじめ、ノーマルのエンジンを下ろしたのちにGM製の6.2リッターV8（LT1）と8速オートマチック・トランスミッションを搭載。

最高出力は450PSを発生し、0−100キロ加速はわずか6秒だといいますが、8速ATによってずいぶん燃費が向上しているのかもしれませんね。

なお、このパワーを支えるために足回りも強化され、エアサスペンションにブレンボ製ブレーキシステムが装着済み。

ホイールはカーン製、タイヤはBFグッドリッチ製です。

ただ、やはり特別すべきはランボルギーニの純正ボディカラー「ヴェルデ・マンティス」。

マンティスとは「カマキリ」を指しますが、ランボルギーニは伝統的にそのボディカラーにギリシャ神話由来の名称を付与する事が多く、そして神話上のマンティスとは預言者を指しています（預言者がマンティスと呼ばれるようになった理由もまた、手を合わせる姿がカマキリに似ているからだという）。

そしてこのヴェルデ・マンティスにあわせるべく外骨格（マルチポイントロールケージ）やエアベント、ホイールなどはブラックにペイントされており、グリーンとのコントラストがなかなかに秀逸です。

ちなみにブレーキキャリパーもグリーンにペイントされているようですね。

バンパーやグリルにグリルガード、ヘッドライトベゼル、サイドステップはブラックです。

ランドローバー・ディフェンダー「プロジェクト・ナウ」のインテリアは更にスゴかった

そしてこちらはランドローバー・ディフェンダー「プロジェクト・ナウ」のインテリア。

シートレイアウトは2＋2＋2となりますが、インテリアカラーとフロントそして2列めシートはホワイトレザーにて覆われ、フロントシートにはレカロ・クロス・スポーツスター（シートヒーター付き）をセレクトしています。

ダッシュボード、ドアインナーパネル、センターコンソールにもホワイトレザーが貼られ、ステアリングホイールはナルディ・チャレンジ、ヘッドユニットはタッチパネル式のケンウッド製、さらにはハイパワーオーディオにバックセンサー、フロント＋リアカメラ、ブラインドスポットアシスタント、スマートフォン用ワイヤレスチャージャーといった装備も盛り込まれることに。

シフトレバーもブラックとホワイトレザーに張り替えられ、カップホルダーもオリジナルへと入れ替えられているようですね。

メーターもホワイトダイヤルを持つオリジナル品へ。

エクステリアカラーだけではなくインテリアカラーまでもが「オフローダーらしくない」一台ですが、それだけにひときわ目を引く仕様だと思います。

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参照：E.C.D Automotive Design