| こういった仕様のクルマを欲しがる人も多いかもしれない |
さて、世の中には様々な「もしも」系レンダリングが存在し、よくあるのは「スーパーカーをワゴンに」「スーパーカーをオフローダーに」。
そのほかにも様々なレンダリングが登場したものの、今回紹介するのは今までになかったたぐいの作品で、その内容としては「ランドローバー・ディフェンダーを箱バン風にしてしまった」というCGです。
これは先代ディフェンダーをベースに作成されており、見ての通りディフェンダーがスクエアな箱型ボディに。
それでもディフェンダーだとひと目で識別できるのは「さすが高い識別性を持つディフェンダーだけのことはある」と言えそうですね。
箱バンは室内スペースを最大化できる
こういった箱バンのメリットとしては「限られた全長の中で室内スペースを最大化できる」というものがあり、過去にはVWバス、現代だとハイエースはじめとする商用バンや軽バンといったクルマが存在。
ただしこういった箱バンが販売されるのは主にアジアに集中しているようで、もしかすると欧米だと「衝突安全基準の関係で」販売が難しいのかもしれません(そのためか、欧米の箱バンには、前に突き出たボンネットがある)。
そして箱バンはその構造も非常に特殊な場合が多く、ほとんどの場合は座席の下にエンジンがあるというレイアウトを持ち、さらにはフロントタイヤの上に座るかのようなレイアウト(まれにリアエンジンやミドシップが見られる)。
つまりはクルマとして極めて特殊なパッケージングを持つということで、そのため現実的には普通の(ボンネットを持つ)クルマを箱バンに改造するのはまず不可能に近く、そしてレンダリング上であってもその難しさは一緒だったと見え、フロントドアについては「どこにあるんだろうな」という構造に。
ただ、これはそういった現実性を云々する作品ではなく、単純に「面白い」と感じさせ、夢を感じさせてくれるものだと思います。
この車両はフロントにグリルガード、車体の外側を囲むようにバーが取り付けられ、そのほかにもウインチやランプ、タイヤも含めて超ヘビーデューティー仕様へ。
ルーフ上のラックもいい感じですね。
ワイルドな箱バンといえばやっぱりこのクルマ
そして今回のレンダリングを見て思い出したのがこの「バトルワゴン」。
これはスズキ・ジムニーのフレームにエブリィ(現地ではオムニ)のボディを載せたもので、実際のカスタムはそういった一言で片付くほど単純ではありませんが、まあそういったクルマです。
インドのTV番組の企画にて誕生したクルマではあるものの、その出来は秀逸で、実際に発売されたらけっこうな人気が出るのかもしれません。