| ここまできれいに剥がされると驚くよりほかにない |
ただしタイヤ / ホイールやミラーはきれいに残ったまま
さて、最近はクルマの価格のみならず自動車のパーツ価格も高騰しており、そのため「パーツ泥棒」はけっこういい稼ぎになるとも言われています(リスクが小さく、短時間で件数をこなせる)。
ちなみに「車上荒らし」も多発しているといい、そのため”何も盗むものがない”ということをアピールするためにリヤハッチを開いたまま駐車するという新たな流行も発生しているほどでもありますね。
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ドイツで発生した「パーツ泥棒」はあまりにひどすぎた
そこで今回話題になっているのが、ドイツにて発生したパーツ泥棒。
もうもとのクルマが何だったのかわからないほどパーツを剥がされていて、しかしこれはF30世代のBMW 3シリーズだといい、22歳のオーナーが一晩公共の駐車場にBMWを停め、そして次の朝に戻ってきたらこの状態だったのだそう。
このクルマを目にした瞬間、これが自分のクルマだとはすぐに認識できず、また認めたくはないと思いますが、ものの見事にバンパーやボンネット、ヘッドライトなどが剥がされており、もちろん触媒等も持ってゆかれたと報じられています。
日本でも、駐車場に戻ってみると「クルマがブロックの上に載せられ、タイヤとホイールが盗まれていた」という例を聞いたりするものの、今回のドイツの例はちょっと次元が異なる話でもあり、完全なる組織的犯行なのだと思われます(工具の準備や、パーツの運搬手段を用意する必要がある)。
なお、ここまでパーツを剥ぎ取っている割にはタイヤとホイールが残っているのがちょっと不思議だったり、なぜ車体まるごと盗まなかったのかはナゾではありますが、車体を盗んだとしても売却時にアシがついたりする可能性があり、そこで追跡が難しい「パーツだけ」に対象を絞ったのかもしれません。
インテリアからもとことんパーツを剥ぎ取る
そしてこの泥棒は、外装パーツだけではなく内装からもパーツを持っていっており、ダッシュボード、メーター、ステアリングホイール、インフォテイメントシステム、センターコンソール、シフトレバーなどがごっそり消えています。
もちろん駐車時に(このオーナーは)きちんとドアをロックしたそうですが、ものの見事にやられてしまった、という感じですね。
なお、このオーナーによると修理費用は290万円ほどにのぼるという見積もりが出ているといい、F30世代の3シリーズの売却価格はもちろん、その中古相場も超えてしまっており、修理するかどうかはちょっと悩みどころかもしれません。
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