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GMCハマーEVは1日わずか12台しか生産できていなかった・・・。このままだと納車にかかるのは17.5年、しかしGMは「それでも我々の顧客は喜んで納車を待つ」

2022/07/08

GMCハマーEVは1日わずか12台しか生産できていなかった・・・。このままだと納車にかかるのは17.5年、しかしGMは「それでも我々の顧客は喜んで納車を待つ」

| 今後、どこまで生産台数を増やすことができるかがカギとなってくる |

かつてテスラが直面した問題に対し大手自動車メーカーも直面することに

さて、GMは2020年10月にGMCハマーEVを発表していますが(もうそんな時間が経つのか・・・)、現在7万7000人が予約を入れているといい、つまりこれはかなりの成功だと言って良さそう。

ただ、ここには問題もあるようで、その問題とは「1日に12台しか生産できていない」こと。

よって、このペースが続けば、今ハマーEVを注文したとしても、納車されるのは17年6ヶ月後ということを意味します。

ただしGMはそれほど深刻に考えていない

ただ、こういった状況についてGMはあまり深刻に捉えていないといい、「ハマーEVの予約者が他社のEVに移るとは考えていない。ハマーEVならではの特徴、長い航続可能距離、短い充電時間など、他社製品に対する優位性があり、我々の顧客は(ライバルよりも価格がずっと高いにもかかわらず)納車までの時間を喜んで待つだろう」。

加えてGMによれば、このハマーEVは全く新しいEV専用のプラットフォームを用いており、ゼロから開発したために(他のモデルに比べ)生産増強が難しく遅れが生じているだけだとも。

さらにGMは夏の終わりまでには(現在のLGエナジーソリューションから供給を受けているバッテリーから)LGとのパートナーシップ契約に基づき製造される、オハイオ州の工場で生産するバッテリーへと切り替え、これによって状況が改善するとも見ているようですね。

これについては「バッテリーの生産と供給を自社で直接行う」ことによってサプライチェーン問題や価格の上昇を多少なりとも回避するということを意味しますが、GMは「我々はバッテリーセル生産の垂直統合を行い、これにより、その需要を満たすための能力が確実に改善されようとしている。現在はまだSNS上で数百の納車例しか見ることができないかもしれないが、じきに数千に増えるだろう」とコメントしています。

ハマーEV

他社も同様の問題に悩まされているが

なお、現在ハマーEVのライバルというとリビアンR1T、そしてフォードF-150ライトニング。

リビアンR1Tもやはり生産に苦慮し、受注こそ好調であったものの納車が進まず、イーロン・マスクCEOをして「本当の試練はこれから」と言わしめた状況に陥っています。

ただし現在は生産状況も好転し、第1四半期には約2500台(1日あたり20台)を生産するまでになった、とも報じられていますね。

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そしてフォードF-150ライトニングもハマーEVの4ヶ月遅れで生産を開始するも生産遅延の問題に苦しめられ、しかしマッハEである程度「EVの生産に関するノウハウ」があったためか現在では1日150の生産を行っているもよう。

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参照:The Wall Street Journal

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