
| まさに「全米待望」のクルマであったようだ |
さて、先日発表されて大きな衝撃を世界に与えた、新型ハマーこと「GMCハマーEV」。
納車自体は2022年だと言われ、しかしGMCは初回限定版となるハマーEV エディション1の予約受注を開始したところ、なんと10分で完売してしまった、とのこと。
この「完売」はGM関係者によって明らかにされたものですが、このほかにも数千もの購入希望者がいるといい、EVへとドラスティックに舵を切った新型ハマーへの反応は全般的に好意的で、復活に向けてこれ以上無いスタートを切ったとも言えそうですね。
なお、1000馬力を発生するハマーEV エディション1の価格は112,595ドル(邦貨換算で約1190万円)。
エディション1には、通常オプション扱いとなる「クラブモード」「エクストリーム・オフロード・パッケージ」等ほぼすべてのオプションが装着されている、とアナウンスされています。
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ハマーには世界中から多大な興味が寄せられる
そしてこのハマーの登場を今か今かと待ち構えていたのがレンダリングアーティスト。
まずはこれまでにも様々なレンダリングを公開してきたAbimelec Designが「6輪ハマー」のCGを公開しています。
この6輪オフローダーについては、メルセデス・ベンツG650 6×6の登場以降ひとつの(リアルにせよバーチャルにせよ)トレンドとなっていますが、もしかすると実際にハマーを6輪化してしまうチューナーが登場するかもしれません(ヘネシーあたり)。
ただ、ガソリンエンジン車とは異なり、車体をストレッチするには「バッテリー」「ケーブル」といった問題が生じることになり、このあたりは手を出せない部分だとも考えられます。

そしてもう一つ登場したのがX-Tomi Designによる「ハードトップ」。
ハマーEVはピックアップトラック形状を持っていますが、これをハードトップにバーチャルカスタムしたということになりますね。
こちらについてはおそらく、GMが「純正にて」追加する可能性も高そうです。

本家GMもデザインスケッチを公開
そして本家GMもデザイナーによる「ハマーEVのデザインスケッチ」を公開。
GMは時おりこういったデザインスケッチを公開することがあり、そしてそういったスケッチを見ると、どのような意図でそのクルマがデザインされたかを知ることができるようにも思います。
まず、こちらはジープのようにフロントウインドウを「倒せる」仕様。
実際には「いくつかの理由」にてこの仕様を見送ったとしています。

こちらは未来的な雰囲気を持つ一枚。
張り出した前後フェンダー、平坦で切り立ったフロントウインドウ、天地に狭いサイドウインドウというハマーの特徴がうまく取り入れられています。

こちらもハマーの特徴をよく捉えており、フロントの「スロット」グリルが強調されていますね。

実際に発表されたハマーEVに近いのがこちら。
これらスケッチを見ると、車体のイメージはおおよそ共通しており、しかし「顔つき」についていくつかの試行錯誤を繰り返しているということがわかります。
