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新型ホンダ・シビック・タイプRを見てきた!シンプルになりダミーダクトが無くなったぶん、本物だけが持つオーラと凄みを手に入れたようだ

2022/09/05

新型ホンダ・シビック・タイプRを見てきた!シンプルになりダミーダクトが無くなったぶん、本物だけが持つオーラと凄みを手に入れたようだ

| ここ最近見たニューモデルの中ではいちばん光って見えるかもしれない |

公式フォトではその魅力が伝わりにくいのがちょっと残念

さて、発表されたばかりのホンダ・シビック・タイプRを見てきたので、ここでその様子を紹介したいと思います。

今回見てきたのはチャンピオンシップホワイト、そしてフレームレッド(それぞれ別の拠点)で、ぼくはこれまでタイプRというと「チャンピオンシップホワイト一択」と考えていたものの、今回フレームレッドの個体を見ると「レッドも悪くないな」と思ったり。

その理由としては、新型シビック・タイプR(FL5)は先代シビック・タイプR(FK8)に比較すると明確なプレスラインや段差が減って「なめらかな表面」を持っていますが、チャンピオンシップホワイトだと陰影がつきにくくノペっと見えてしまい、しかしフレームレッドだと抑揚がはっきりと分かるため。

加えて、そういった「なめらかすぎる」表面がオフィシャルフォトではうまく伝わらず、よって画像よりも実車の方がずいぶん格好良いという印象を受けましたが(つまり新型シビック・タイプRは写真写りがあまりよくはない)ここで新型シビック・タイプRを見てみましょう。

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新型シビック・タイプRはこんなデザインを持っている

新型シビック・タイプRのボディサイズは全長4,595ミリ、全幅1,890ミリ、全高1,405ミリ、ホイールベースは2,735ミリ。

つまり全長4,550 ミリ、全幅1,800 ミリ、全高1,415ミリの(タイプRではない)シビックに比較すると、長く、広く、低くなっているわけですが、公式フォトを見る範囲ではベースモデルのシビックとそこまでの差異があるようには見えず(けっこうスリムに見える)、これはやはり先代シビック・タイプRのような過激なエアロパーツが取り付けられていないからなのかもしれません。

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ただし実際には9センチも幅が広がっていて、実車を見ると「広いな・・・」と驚かされることに(ベースモデルのシビックとはかなり異なるという印象)。

計算上は片側4.5センチ拡大されており、ヘッドライト横とフロントフェンダーとの段差が「大きくフェンダーが広がりすぎ、デザインでは処理しきれなかった」ということを物語ります。

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フロントグリルからヘッドライトは「うねるような」3D形状。

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タイプRバッジの上にパーキングセンサー。

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ロワーグリルの内部にはエアガイドが設けられ、取り込んだエアがラジエターにしっかり当たるように設計されており、これは近年の欧州車によく見られるデザイン。

ただし国産車ではまだあまり見かけない構造であり、しかし新型シビック・タイプRではこういったところにも気を使っているんだな、と感じさせられます。

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バンパーからは(FK8で指摘された)ダミーダクトが消滅し、スマートな印象に。

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新型シビック・タイプRはエアフローが大きく改善

フロントフェンダーの後ろ側にはちゃんと貫通したスリットがあり・・・。

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ホイールハウス内のエアが排出されます。

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フロントフード上には熱気を排出するダクト。

全般的に、「積極的にエアを取り込み、しっかり排出する」というスーパースポーツ的なエアフローが導入されており、空気の流れが目に見えるかのような設計を持っているように思います。

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サイドステップも前後フェンダーに負けじと張り出していて、リアフェンダー前にはウイングレットも。

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新型シビック・タイプRのボディラインは「グラマラス」

ちなみにフロントフェンダーはこんな感じで大きく張り出しています(肉眼のほうが迫力を感じる)。

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リアフェンダーはこう。

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リアフェンダーから上になるとプレスラインが鋭くなり、メリハリが強調されているもよう。

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「CIVIC」「Type R」バッジにはシャドウクロームが使用され、高級感の演出がなされているようですね。

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ドアミラーはルーフアンテナ、ボディアンダー、グリル等のパーツは「グロスブラック」仕上げとなっていて、これがかなりいいアクセントになっているように思います。

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新型シビック・タイプRのリヤセクションには見どころが多い

そしてリアセクションにおけるハイライトはこのリアウイング。

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肉抜きされたステーが「本気」を感じさせ、機能的には軽量化の他、ウイング裏面の面積(実効面積)を最大化するといった役割も。

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ウイング面は3D形状を持っており、これは「抵抗を抑えつつダウンフォースを増加させる」ことを狙った結果なのだと思われます。

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テールパイプはFK8同様の3本出しですが、FK8とは異なって真ん中が太くなっていて、これにはアクティブ・エキゾーストバルブ機構が内蔵されている、とのこと(FK8で指摘された水の抜けにくさも改善するなど、細かいところにまで手が入っている)。

ちなみに3本のパイプそれぞれにタイコが備わります。

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リアディフューザーは「飾り」ではなく、車体中央部分に向かって伸びてフロアと段差なく繋がり、ちゃんとエアを排出する役割を持つことに。

多くの「スポーティーな」クルマのリアディフューザーは単なる飾りであり、フロア下を流れたエアを社外に抜くどころか、リアバンパーの中にエアを巻き込んでしまうような構造を持っていますが、シビック・タイプRはそうではない、ということですね。

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全体的に見て、そのパフォーマンスを視覚的に感じられるようなデザインを持っていて、上述の通りエアフローなど設計者の意図を汲み取れることができるクルマ。

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FK8のような派手なエアロパーツはなく、しかしすべてのデザインが「理論と機能に基づいた」という印象を受け、それが逆にFK8以上の凄みを感じさせるようにも思います。

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実際のところ、新型シビック・タイプRのオーラはハンパなく、このレッドの個体はたまたま通りがかったホンダカーズのショールームに展示されていたものですが、クルマで走って通り過ぎる際にチラッと見ただけでも「おっ、新型タイプR」だと判別でき、かつその力強さが感じられ、よって予定はなかったものの急遽Uターンしてディーラーへと突撃して展示車を見せてもらっています。

このほかの画像はfacebookページのアルバム「新型シビック・タイプR(FL5)」に保存しています(176枚)。

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