| そのアグレッシブなルックスとは裏腹に、自然から得たインスピレーションが視覚化されているもよう |
アルピングローの市販の予定はないものの、そのデザインは細分化され、今後のクルマに採用される可能性が大
さて、アルピーヌが先日予告していた新型コンセプトカー「アルペングロー」を公開。
これは水素内燃エンジンを搭載したハイパーカーで「モータースポーツにインスパイアされた」クルマだといい、現時点では市販の予定はなく、しかし公道とサーキットの両方の走行を視野に入れている、とのこと。
ちなみにこの「アルペングロー」というのは「日の出前に山々が赤く染まる様子」を示しているといい、同時にアルピーヌの新しい時代の幕開けを象徴しています。
参考までに、アルピーヌはちょっと前にもハイパーカーコンセプト「A4810」を公開しており、この「4810」はモンブランの標高をあらわしているといい、そのブランド名が示すとおり。アルピーヌは「アルプス」を強く意識しているようですね、
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アルピーヌ「アルペングロー」コンセプトはこんなクルマ
そこでこのアルピーヌ・アルペングロー・コンセプトを見てみたいと思いますが、そのルックスは「グランツーリスモ」向けの一連のVGTっぽい雰囲気で、全長5メートル、全幅2メートル、しかし全高1メートル以下という極端なプロポーションを持っています。
そしてこのプロポーションのほかにも「ライティング」に大きな特徴がありますが、フロントライトは大気圏に突入する彗星をイメージした赤、リアライトは水素パワートレインをイメージした青だとアナウンスされています。
このアルピーヌ・アルペングローは一人乗りというパッケージングを持ち、ティアドロップ型の水素タンクを2つ並べた間にドライバーが座ることになりますが(ちょっと怖いな・・・)バブル型コックピット、アクティブリアウィング、雪の結晶型をイメージしたホイールといったデザインを持っています。
アルピーヌによれば、このコンセプトカーのシルエット、ライティングシグネチャーや雪の結晶/トライアングルモチーフのデザインは「アルピーヌにおける将来のデザイン言語を凝縮している」とのこと。
加えて、このコンセプトで使用されている色や素材は、自然の要素や状態からインスピレーションを受けたもので、やはりアルピーヌの未来を示しているといい、今後のアルピーヌのレーシングカーや市販車に何らかの形で採用されることになるのかもしれませんね。
アルピーヌも「水素」に注目?
アルピーヌはこのアルピングロー・コンセプトのスペックについて述べておらず、しかし「燃焼時には、実質的に蒸気とリベット状のエンジン音以外何も発生しない」ため、将来の持続可能なモビリティのための(CO2と騒音の両方の関連から)潜在的なソリューションのひとつとなるともコメント。
さらにアルピーヌは燃料電池(FCEV)と内燃機関の両方の形態にて、水素技術が将来的にEVを補完すると述べていますが、現在は自動車メーカーだけではなくパーツメーカーすらも「水素」に注目している、と言う報道も見られます。
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インテリアについても情報は少なく、これもやはりゲームっぽいステアリングホイールやディスプレイを持っており、しかしアルピーヌによると、LPM1マシンやF1レーシングカーをモチーフにデザインされ、2つのダイヤルと「オーバーテイク」ボタンが統合され、車両のポテンシャルを最大限に引き出すことができるインターフェースを持つ、とのこと。
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