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ルシード・エアー・サファイアが0−60マイル加速1.89秒を達成し、市販車ではリマック・ネヴェーラに次ぐ2番めに速い車に。セダンなのにこの速さ、やはりEVの加速は異次元

2022/11/21

| ルシード・エアー・サファイアの価格はリマック・ネヴェーラの1/7以下 |

さらにルシード・エアー・サファイアの加速、最高速はテスラ・モデルSプレッドをも凌駕する

さて、テスラと同じカリフォルニアにて創業された新興EVメーカー、ルシード(ルーシッド)。

まず発売されたのは「エアー」と命名されたセダンであり、明らかにテスラ・モデルSを意識したクルマではありますが、ルシードいわく、「テスラはプレミアムではないが、ルシードはプレミアムカーである」。

たしかにその内外装を見てみるとテスラにはない「高級」さがあり、しっかりと差別化戦略を取っているようにも思います。

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ルシード・エア・サファイアの0−96km/h加速は1.89秒

そこで今回デリバリーが開始れたのが、「エアー」シリーズのフラッグシップ”サファイア”。

発表自体は8月のモントレー・カーウィークにて行われており、しかし今回ようやくデリバリーが開始されることとなっていて、その0−60マイル(0−96km/h)加速が1.89秒ということが公表されたわけですね。

なお、この1.89秒というのはリマック・ネヴェーラの(0−100km/h加速)1.85秒の次に速く、テスラ・モデルSプレッドの1.9秒よりも0.01秒速い数字です。

さらに今回ルシードは時速100マイル(160km)に到達するまでの所要時間がわずか3.87秒ということ、その加速が最高速度205マイル(330km/h)まで継続することについても触れており、1/4マイル(ゼロヨン)加速についても9秒以下だと述べています。※ゼロヨンタイムの正確な数値は公表されていない

こういったエレクトリックセダンが数億円というプライスタグを掲げるエレクトリックハイパーカーと同じパフォーマンスを誇るのは脅威としかいいようがありませんが、このあたりが(ケーニグセグ創業者の)クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が「ピュアエレクトリックカー時代に突入した後、今のような価格でハイパーカーを売る自信はない」という根拠なのかもしれませんね。

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ケーニグセグCEO「ピュアEV時代になると、テスラやポルシェと、ハイパーカーとの性能差が小さくなる。その状況で、それらの10倍の価格で電動ハイパーカーを売る自信はない」
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ちなみにこのルシード・エアー・サファイアは3つのエレクトリックモーターを搭載して合計1,200馬力ものパワーを発生させるという「地球上でもっともパワフルなセダン」ですが、その価格は249,000ドル(約3500万円)に設定されていて、この価格が「安いのか、高いのか」についてはちょっと判断が難しいところだと思います。

ルシード・エアーの塗装品質は高くない?

ルシードは現在エアーの納車を進めているところですが、今回カーディティーリングショップ「アウト・オブ・スペック・ディテーリング」が「ルシード・エアーの塗装が非常に薄い」という動画を公開。

この動画によると、ルシード・エアーの塗膜は、同ディティーリングショップがこれまで手掛けてきたクルマの中でも「もっとも」薄い2.24ミル(1ミルは1000分の1インチ)しかなかったといい、「飛び石キズによって修復不可能なほどのダメージを受ける可能性があり」、それを防ぐにはプロテクションフィルムを貼るしか無いだろう、と結論づけています。

なお、この薄さの理由については不明ではあるものの、ルシードが車体完成後にバフを掛けすぎたんじゃないかとも推測しているようですね。

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参照:Lucid Motors, Out of Spec Detailing

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