| おそらくランボルギーニ・カウンタックLPI800-4はまだまだ相場を上げることになるだろう |
ランボルギーニは二度とこういった「レトロカー」を発売しない
さて、カナダのランボルギーニ正規ディーラー、ランボルギーニ・モントリオールにてカウンタックLPI800-4が販売中。
カウンタックLPI800-4は112台のみの限定台数にて販売されたスーパーカーですが(112台という数字は、初代カウンタックの開発コードであるL112に由来している)、当然ながら発表時にはすべて完売しています。
よって、発表前にランボルギーニから声がかからなかった人は新車では購入できないということになり、こういった中古車の販売は、カウンタックLPI800-4を入手できる数少ないチャンスということになりますね。
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ただし正規ディーラーでの販売といえども新車価格の2倍
今回このカウンタックLPI800-4につけられている価格は675万ドルで、これは新車価格の約2.5倍に相当し、最近は正規ディーラーでもプレミアム価格で販売することが「ごく普通」となっていることがわかります。
なお、最近のスーパーカーは、限定モデルでなくとも希望小売価格を超えて正規ディーラーにて販売されることが多く、それは単に「生産数が少ない割に人気が高い」という理由のほか、新車購入時に数千万円というオプションが装着されていることも珍しくないためで、つまり希望小売価格にほぼ関係なく、需要と供給の関係つまり「市場価格」で流通しているわけですね。
ただ、それでも「正規ディーラーが希望小売価格よりも高額な価格で販売するなんて」という声も少なくはなく、その対策としてなのか、最近のスーパーカーメーカーは希望小売価格を公開する例が減っているようにも思われます。
このランボルギーニ・カウンタックLPI800-4のボディカラーはオレンジ
そして今回販売されているカウンタックLPI800-4のボディカラーはオレンジ。
オレンジそのものはランボルギーニとしては珍しくはなく、しかしカウンタックLPI800-4ではかなり珍しい例かもしれません。
ただ、カウンタックLP800-4を購入したオーナーの殆どが初代カウンタックを所有しているといい、そしてその所有している初代カウンタックと同じボディカラーに(カウンタックLPI800-4を)ペイントする例が多いとも報じられているので、このカウンタックLPI800-4をオーダーしたオーナーは「オレンジのカウンタック」を所有しているのかもしれませんね(オレンジの初代カウンタックは比較的ポピュラーでもある)。
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参考までにですが、カウンタックLPI800-4発表時のイメージカラーがホワイトだったのは、ランボルギーニ創業者、フェルッチョ・ランボルギーニが所有していた個体が「ホワイト」だったから。
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カウンタックLPI800-4はカウンタックの50周年を記念して企画されたモデルですが、ベースとなるのはシアンFKP37で、搭載されるのは6.5リッター自然吸気V12エンジン、そしてリチウムイオン電池の代わりにスーパーキャパシタを使用したマイルドハイブリッドシステムを組み合わせています。
0-100km/h加速は2.8秒というパフォーマンスを誇り、ひとつの時代を象徴する究極のモデルではありますが、このカウンタックLPI800-4は前ランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ氏が企画したものであり、現ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は「今後、こういったレトロモデルの発売はない」と断言しており、よって同氏の在任中はこういった「過去オマージュ」モデルを望むことはできず、よってこのカウンタックLPI800-4はかなり貴重な存在となりそうです(もしかしたら、ランボルギーニの歴史上、唯一の過去オマージュモデルとなるかも)。
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参照:TheSupercarBlog, zaneyvw