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イーロン・マスクはテスラ・サイバートラックの販売台数を年間25万~50万台と見積もっている!トラック王者、フォードFシリーズ全体の65万に対してかなり強気の数字

2023/05/19

イーロン・マスクはテスラ・サイバートラックの販売台数を年間25万~50万台と見積もっている!これはトラック王者、フォードFシリーズ全体の65万に対してかなり強気

| ただ、サイバートラックの予約はすでに150万台を突破しているとも報じられる |

現時点ではサイバートラックの価格やスペック、納車時期すら明らかではない

さて、これまでにないほど新しい情報がもりだくさんであったテスラの年次株主総会「サイバーラップアラウンド」。

ここでは今まで行わなかった「広告」を用いるという新しい戦略、中国のEV専業メーカーの出現にて厳しくなったコスト競争に対応するための2つの新型車、改良されたテスラボット、2024年に新型ロードスターの生産を開始する可能性などについて述べていますが、やはり最大の(株主の)関心ごとは「サイバートラックがいつから生産開始されるのか」。

イーロン・マスクCEOはサイバートラックにつき、2023年後半から生産を開始したうえ、第3四半期の終わりには納車イベントを開催し、顧客への引き渡しを行うと(株主からの)質問に回答しており、その中でサイバートラックの生産台数についても言及しています。

テスラ・サイバートラックの販売台数は年間25万台~50万台

そして今回、イーロン・マスクCEOが言及したテスラ・サイバートラックの販売台数予想は「年間25万台~50万台」。

これはもちろん生産が最大化した後の数字なので、すぐにこれが実現するわけではありませんが、アメリカで最も売れているトラック「フォードFシリーズ」の販売台数が合計で653,000台くらいなので、サイバートラック「単体」で25万台~50万台というのは相当に大きな数字です。

同氏のコメントとしては「年間25万台が妥当なところでしょうし、50万台になるかもしれませんね。みんなが欲しいと思って、買えるだけの数を作る。新しいクルマ、新しい製造方法なので、コストを手頃なものにするのは難しい」というものですが、実際にこの数字を達成できれば、テスラにとって大きな利益をもたらすことになるのかもしれません。

ちなみにですが、サイバートラックの予約台数は100万台とも150万台とも、もしくはそれよりも遥かに多いとも言われており、生産が本格化したとしても、ひとまずは受注残を解消するために数年を要することになりそうですね。

Tesla-Cybertruck (2)

テスラ・サイバートラックの価格は「安くない」

なお、この発言にはもうひとつ注目すべき点が隠されており、それは「コストを手頃なものにするのは難しい」ということ。

ちなみにですが、サイバートラックが発表された2019年11月には「4万ドル以下」というモデル3なみの価格(現在最安値は41,000ドルくらい)で発売するとしており、これによって多くの予約を集めたとも考えられます。※モデル3発表時は3万ドル以下で販売開始するとされていた

ただ、現時点ではまだサイバートラックの「正式な販売価格」についてはアナウンスされておらず、発表があったとたんに(予想よりも遥かに高額なので)キャンセルが出る可能性も否定できません(ただ、当初は転売による利益を得られるものと思われ、実際にキャンセルする人は少ないと思われる)。

Tesla-Cybertruck (3)

今のところサイバートラックの価格がどれくらいになるのかはわからないものの、予約が大量に残っているこの段階で安価な値付けを行う必要はなく、よって当初はかなり高い値付にて登場するものと思われ、納車が進み、受注残を解消できそうになった時点で(その時の受注状況を見ながら)価格を再調整すると考えるのが妥当です。

そしてイーロン・マスクCEOは市販バージョンのサイバートラックについて、「人々の期待以上に優れたクルマになる」ことについても言及しており、さらには「私が自分で日常的に運転することになるクルマ」だとも述べており、サイバートラックに対して強い思い入れを持っている様子もわかりますね。

価格・スペックについてはいつ発表されるのかわかりませんが、おそらくは生産開始前(7月くらい?)あたりにアナウンスがあるものと思われ、第3四半期の終わり頃に開催されるという納車イベントまでにはすべてが明らかになるのかもしれません。

Tesla-Cybertruck (4)

ただ、テスラは(価格を示して販売を開始した車種について)注文したときの価格のまま納車することを前提としており、つまり注文後にはいかなる事情があったとしても価格を変更しないとしています。

よって、注文時の価格には、その予定納期を想定し、想定した時期までに起こりうる様々な事象を盛り込んだ値付を行っており、しかし今の状態だとサイバートラックの受注残解消までには3-4年を要すると考えて間違いはなく、よって「3-4年先の価格を予想することは難しい」ため、発売されたとしてもしばらくはサイバートラックを注文できない状態が続く可能性もありそうです。

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参照:Automotive News, Tesla, Greggertruck

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