| 日本での販売については言及されていないが、乗るあてがなくとも欲しくなってしまう |
本当にこのクオリティが再現されていれば「非常に高いコストパフォーマンス」を持つと断言できる
さて、ホンダがモトコンポの後継モデルとも言える「モトコンパクト」を発売。
ただしモトコンパクトは(モトコンポに積まれていた)ガソリンエンジンのかわりに0.66馬力を発生するエレクトリックモーターを搭載するエレクトリックバイクで、最高速は時速25キロ、航続可能距離は約20キロ(乗る人の体重によってかなり変化がありそうだ)というスペックを持っています。
なお、ホンダは2020年にこの「モトコンパクト」の商標を出願していますが、ついにそのモトコンパクトが発売されたというわけですね。
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ホンダ・モトコンパクトはこんなバイク
このモトコンパクトはかつてのモトコンポのように「車載可能」「収納可能なハンドルバー」といった装備を持っており、すべて折りたたむとこんな感じ。
そして家で充電したり・・・。
クルマのトランクに載せることも可能です。
ちなみにこのモトコンパクトはオハイオ州とカリフォルニア州拠点のホンダのエンジニアによって設計・開発され、32件の特許を取得しているそうですが、面白いことに「積み重ね」ができるので、複数のモトコンパクトをトランクに(積み重ねて)収納することもできるわけですね。
折りたたんだ状態だと長さ約74センチ、高さ54センチ、幅9.5センチですが、展開すると長さ97センチ、高さ85センチ、幅44センチ、そしてシート高は62センチ。
真横から見るとこう。
ハンドルバーとサドルが飛び出すほか、後輪も後ろ側に展開するもよう。
内部構造はこう。
バッテリー容量は6.8Ahです。
なお、車体重量は「かなり」軽く仕上がっており、なんと普通の自転車よりも軽量な8.5kg。
乗車するとこう。
標準装備として(もちろん)ハンドルバーやシート、フットペグ、さらにはデジタル速度計と充電ゲージ、各種灯火類や走行モードを調整するスマホアプリなどがアナウンスされています。
見たところウインカーは内蔵されていないようなので、日本で走行するには別途ウインカーを取り付ける等の改装が必要となるのかもしれません。
ホンダ・モトコンパクトのディティールはこうなっている
そしてこのホンダ・モトコンパクトのディティールを見てみると、なかなかに良くできていて、ボルトヘッドがラウンドしマットグレーフィニッシュとなっているほか、各パーツの面取りもしっかりなされています(本当にここまでのフィニッシュを持っていたら大したものだと思う)。
各パーツのクオリティもハイレベル。
デザインと品質とのバランスが非常に優れており・・・。
ケーブル類が車体に内蔵されるなどクリーンな外観を保つための配慮もなされているようですね。
サドルの固定方法やサスペンションも秀逸。
アメリカン・ホンダモーターR&D事業部副社長のジェーン・ナカガワ氏によれば、「モトコンパクトは、ホンダ独自の製品であり、ホンダの電動化戦略を表現する最新のメンバーであると同時に、楽しく、革新的で、予想外の一面を見せる製品です」とのこと。
このモトコンパクトは11月より北米のホンダおよびアキュラディーラー、さらには公式オンラインストアで販売され、その価格は995ドル(現在の為替レートにて147,000円)。
正直「かなり」安い価格設定だと言ってよく、以前にホンダの社内ベンチャーから誕生した電動スクーターの「26万円」よりも随分お求めやすい設定です。※現時点で日本での販売については言及がない
ホンダ・モトコンパクトを紹介する動画はこちら
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参照:Honda