| キアはもともとデザインオリエンテッドな自動車メーカーである |
今回はマイナーチェンジ版ではあるが、フルモデルチェンジ版だと飛躍的なデザイン的変更がありそうだ
さて、その斬新なデザインで人気を集める韓国キア。
ヒョンデ傘下となったのち、ヒョンデとプラットフォームを共有しつつもその独創性あふれるスタイリングを与えることでヒョンデとは異なるファン層を獲得しており、モデルよってはヒョンデの製品より高い人気を誇る場合も。
実際のところ、ヒョンデ・アイオニック5とキアEV6は兄弟車ではあるものの、実際の販売台数についてはキアのほうが多く、これはつまりキアのデザインが支持されているという事実に他ならないのかもしれません。
-
韓国キアがデザイン特化型電気自動車「EV6」発表!デザインにこだわるのはいいが、仕上げの品質が甘いと逆に低級さを露呈させてしまうことになりそうだ
| キアはもともとデザインに対して強いこだわりを持つ自動車メーカーもである | さて、ヒュンダイグループ傘下にあり、そしてアップルカーの製造を担当するとも報じられたキアが新型EVを発表。その名をEV6 ...
続きを見る
ヒョンデ、キアのデザインは「個性的」
なお、現在ヒョンデグループのデザイン責任者を務めるのはランボルギーニやベントレーで辣腕をふるったルク・ドンカーヴォルケ氏で、同氏はBMWやメルセデス・ベンツ、アウディのような「金太郎飴的デザイン手法は面白くない」とコメントしており、車種やシリーズごとにクルマのデザインを切り分ける手法を採用しています(トヨタ的手法だと言ってもいい)。
よってヒョンデのデザインがこう、キアのデザインがこうとひとえに論じることはできず、しかし傾向としてはヒョンデはややレトロかつ有機的、キアはクールで未来的かつ無機質だと捉えています。
そしてそんなキアが発表したのがミッドサイズセダンの「K5」フェイスリフトモデル。
-
韓国キアが元BMW / ベントレーのデザイナー、ジョン・バッキンガムを獲得!なぜ著名デザイナーは韓国や中国の自動車メーカーへと移るのか?
| ヒョンデとキアの「フォルクスワーゲングループとBMW出身者比率」はハンパない | それだけフォルクスワーゲングループとBMWでは「活躍の場が少ない」のかも さて、韓国の自動車メーカー、ヒョンデとキ ...
続きを見る
従来型から(構造的な問題で)変更できないところも多く、よって今回のフェイスリフトでは主に前後バンパーやランプ類の変更にとどまるものの、それでもインパクトの強いランプ類を採用しており、ぐっと若々しい印象に。
なお、追加された新色は「ウルフグレー」と「ムーングレー」の2色だとアナウンスされており、いずれもこのシャープなデザインを引き立てているようでもありますね。
EV6でも同様ですが、ルーフからリアセクションにかけてなんらかのアクセントが設けられるのが「キア流」。
ホイールにも新デザインが追加されています。
テールエンドは「ちょっとだけ」ダックテール形状に。
新型キアK5のインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型キアK5のインテリア。
デュアルレイアウトの12.3インチ スクリーンを統合し、さらには物理ボタンを排除した、より滑らかなパノラマ曲面ディスプレイを備えています。
この新しいインフォテインメントシステムは、無線アップデート、ユーザーのスマートフォンからのリモートコントロール機能、指紋認証システム、オプションのKRELL製12スピーカープレミアムサウンドシステムを備えており、近年要求される基本性能を満たしていると言って良いかもしれません。
そのほかエアコン操作系の変更、ワイヤレス(スマートフォン)充電パッド装備、ATセレクターの小型化といった改良も施され、利便性といった点でも進歩を遂げたのがこの新型キアK5。
インテリアカラーにも変更があり、サンド、マーシャン・ブラウン、ブラックの3つから選択が可能だとアナウンスされています。
搭載されるエンジンは自然吸気2リッター(160馬力)、1.6リッターターボ(180馬力)、2リッター+ハイブリッド(195馬力)が揃い、価格帯はおおよそ2784万ウォン〜3954万ウォン(現在の為替レートにて308万円〜437万円)なので、けっこういい値段だと言えそうですね。
合わせて読みたい、キア関連投稿
-
韓国キアが超オシャレなEV3とEV4コンセプトを発表。クリーンなデザインにサステイナブルな内装を持ち、内装素材は「キノコやクルミでできている」
| 現在キアは「好感度な人々に支持される」ことでヒョンデよりも人気が上昇中 | たしかにキアのクルマはカッコイイ さて、キアがオシャレなEVコンセプト、EV3とEV4を発表。現在キアはヒョンデの傘下に ...
続きを見る
-
キアがまたまたカッコいい電気自動車、「EV5」を発表。現チーフデザイナーはメルセデス・ベンツ、BMW、インフィニティを経たカリム・ハビブ
| 日本での存在感はイマイチだが、世界レベルだとヒョンデ、そしてキアは相当に高い競争力を持っている | もしかすると長期的には中国の新興EVメーカーよりも成功するかもしれない さて、キア(起亜自動車) ...
続きを見る
-
これはちょっと日本車では太刀打ちできないな・・・。韓国キアがデザインオリエンテッドなエレクトリックSUV、EV9を発表。コンセプトカーそのままのルックスで登場する
| もしかするとコンセプトカーよりもイケてるかもしれない | 一部の「コンセプトカー詐欺」な自動車メーカーはこれを見習う必要がありそうだ さて、韓国キアが新型エレクトリックSUV「EV9」を発表。これ ...
続きを見る