| アメリカGPで成功を収めたフェラーリ312B、312T4など当時の「レッドとホワイト」メインのF1マシンを再現 |
フェラーリにとってアメリカでのレース、そしてアメリカ市場は大きな意味を持っている
さて、フェラーリがラスベガスGPに向けたSF-23(F1マシン)のスペシャルカラーを公開。
これまでにもフェラーリは要所要所にて特別仕様のF1マシンを投入していますが、今回のラスベガスGPはシーザーズ・パレス脇の特設コースで行われた1982年以来41年ぶりということもあって並々ならぬ気合が入っているもよう。
そしてこのラスベガスGP仕様のSF-23、そしてシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのレーシングスーツとヘルメットには「アメリカにおけるフォーミュラ1の黄金期とされる70年代のフェラーリを讃えるため」ホワイトが部分的に用いられることとなっています。
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「アメリカ」とフェラーリの黄金時代とは密接に結びついている
フェラーリによると、「最初の黄金時代」は1970年代初期から1980年代初期にかけて訪れたといい、その幕開けは1971年にアメリカ人ドライバー、マリオ・アンドレッティがフェラーリ312Bを駆って南アフリカGPで優勝したことで、これによってアメリカ人の関心がF1に向き始めたとのこと。
下の画像はフェラーリ312B2ですが、たしかにフロント / リアウイングの「ホワイト」などが今回のラスベガスGPにおけるSF-23に反映されているように見えますね。
さらにはピーター・レブソン、マーク・ドノヒューといったアメリカ人レーシングドライバーたちが「ジャッキー・スチュワート、エマーソン・フィッティパルディ、ニキ・ラウダ、ジョディ・シェクター、クレイ・レガツォーニ、ジェームス・ハント、ジル・ビルヌーブ」といった他の素晴らしいドライバーとともに熱戦を繰り広げるに際し、ますますアメリカでのF1熱が高まってゆくことに。
1976年から1984年までの9年間、19のグランプリがアメリカで、カナダでは9回のグランプリが開催されますが、1975年と1977年に2度の世界タイトルを獲得したニキ・ラウダは1975年にワトキンス・グレンで優勝し、1976年にはクレイ・レガツォーニがロングビーチで優勝を飾ります。
1978年にはカルロス・ロイテマンがワトキンス・グレンで優勝し、さらに1979年には312 T4でジル・ビルヌーブがロングビーチとワトキンス・グレンで優勝してアメリカン・ダブルを達成。
当時、フェラーリのカラーリングにはレッド(ロッソ)のほかにホワイト(ビアンコ)が多く使われており、そこで今回のラスベガスへの復帰戦にあわせてSF-23にもロッソとビアンコメインのカラーリングが施されることとなったわけですね。
フェラーリとプーマは特別な「ラスベガスコレクション」を発表
そして今回、フェラーリとプーマはファンに向けた特別なコレクションを発表していますが、これは今までに展開された75周年やモナコ、そしてル・マン24時間レースに比較しても規模が大きく、つまりはそれだけフェラーリは「ラスベガスGPを重視している」ことがわかります。
これらコレクションはカリフォルニア出身のアーティスト、ジョシュア・ヴィデスとのコラボレーションによりもので、当然ながらそのカラーは「レッドとホワイト」。
こちらはレーシングスーツ(シャルル・ルクレールとカルロス・サインツの両方がある)で、その価格は772,800円。
アンダースーツ(トップス)は96,600円。
レーシンググローブも96,600円。
これはまだ普段着用できそうな、そしてまだ手が届くベースボールキャップ(9,700円)。
パーカーは32,850円。
レーシングシューズは86,950円、レイバンのサングラス(これだけはプーマ製ではない)は49,300円。
そのほか、ロングTシャツ(21,300円)に・・・。
ポロシャル(21,300円)、RS-Xスニーカーは25,150円。
プーマらしい「スエード」スニーカーは23,200円、RS-Trckスニーカーは29,000円というラインアップです。
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参照:Ferrari, Ferrari Store