新型ランチア・イプシロンのフロント/リアがリーク。デザイン言語を完全に刷新し「Y」「円」モチーフの未来的デザインに

｜　ランチア含むステランティス傘下の各ブランドでは現在大きな改革が進められている　｜

特にデザイン面におけるリニューアルが大々的に進行しており、完全にイメージが置き換わるブランドも出てきそう

さて、ランチアはエンブレムとデザイン言語をリニューアルし再ブランディングを行っている最中です。

直近ではイプシロン、そしてデルタと「もう一台のフラッグシップ」を発表する予定となっていますが、今回はその中でも一番早く、2024年2月に発表される予定の新型イプシロンの画像がリークされています。

この画像はおそらく「本物」

現時点ではこの画像が「本物かどうか」を判断することはできないものの、新しいLANCIA文字、そして「円」をモチーフにする新しいデザイン言語が反映されているところを見ると、おそらくは「本物（ただし市販モデルではなくコンセプトカーという可能性もある）」。

ざっと見たところ「Pu+Ra HPEコンセプト」を踏襲し、"LANCIA "の文字が入った太いブラックバンド細長いLEDライティングストリップ、そして低く、かつボディの端にマウントされたスプリットヘッドライト、さらにはバンパーサイドのエアカーテンと大きなセンターインテークを確認可能。

リアもいっそうラディカルで、やはり幅広のブラックバンド、そしてその両端には「（イプシロンをあらわす）Y」を組み込んだ丸型ランプが特徴的。

現在の「ややクラシカルで優雅な」イプシロンに比較すると一気に「未来に」飛び、そしてポップになったという印象も感じられ、なかなかに面白いクルマとなりそうですね。

たしかにこの新型イプシロンはPu+Raコンセプト（下の画像）によく似たデザインを持っており、今後のランチアは「ほぼこの路線」となるであろうことを予感させます。

新型ランチア・イプシロンのインテリアは「居心地の良いリビング」に？

なお、ランチアはイタリアの家具メーカー、カッシーナとのコラボレーションによって「居心地の良いリビングのようなインテリア」を今後実現してゆくとコメントしていて、ルカ・ナポリターノCEOによると「ランチアの新しいインテリアの価値は”イタリアの品質、折衷主義、家庭の感覚、リデザインの伝統”」。

よって、新型イプシロンのインテリアもやはりPu+Raコンセプト（下の画像）に近い雰囲気が与えられることになるものと思われます。

一方で不明なのはパワートレーンであり、「ピュアエレクトリック」「ハイブリッド」の両方が用意されることについてはおおよそ判明しているものの、今回のリーク画像は（フロントにインテークがあるところを見るに）ハイブリッドバージョンなのかもしれません。

ちなみに「ピュアエレクトリック版」のイプシロンだと、同じステランティスグループに属する「ジープ」アヴェンジャー、「プジョー」e-208と同じく156馬力のエレクトリックモーターと54kWhのバッテリーという組み合わせを採用し、一回の満充電あたり航続距離は約400kmであるとも予想されています。

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参照：Gaetano Giordano（Instagram）