>韓国の自動車メーカー

韓国ヒョンデが水素ハイブリッドスーパーカー「Nヴィジョン74」を本当に発売するとのウワサ。100台限定、価格は「ハイパーカー並み」とのウワサも

2023/12/28

韓国ヒョンデが水素ハイブリッドスーパーカー「Nヴィジョン74」を本当に発売するとのウワサ。100台限定、価格は「ハイパーカー並み」とのウワサも

| 数年前だとヒョンデがスーパーカーを発売するというのは絵空事でしかなかったが |

どうやら「ヒョンデのスーパーカー」は本当に実現することになりそうだ

さて、韓国ヒョンデが「スーパーカーを発売する」というウワサが再燃しています。

このスーパーカーとは2022年7月に発表された「Nヴィジョン74」で、これについては発表直後に「実際に発売される」「いや発売はない」といった情報が交錯し、その後も同様の話が出ています。

なお、それだけこのクルマに対する注目度が非常に高いということを意味しますが、現在北米市場ではヒョンデのプレゼンスが日本市場に比較してかり強いとされるため、このNヴィジョン74の動向に対して敏感なのかもしれません。

ヒョンデが45年前のコンセプトカーを現代風に解釈した「N Vision 74」を発表!ヒョンデの運命を決定づけ、躍進のきっかけを作った「ポニークーペ」とは
45年前から来た「ヒョンデの救世主」、ポニークーペを現代風に解釈した「N Vision 74」発表!やっぱり優れたデザインは会社の未来をつくるようだ

| まさかたった一台のコンセプトカー「45EVコンセプト」がヒョンデの運命を変えてしまうとは | ボクはこの一連の出来事をけして忘れないだろう さて、元ランボルギーニやベントレーなど欧州プレミアムブラ ...

続きを見る

ヒョンデNヴィジョン74はこんなクルマ

そこでまずはこのヒョンデNヴィジョン74を振り返ってみると、これはヒョンデいわく「走る実験室(ローリングラボ)」。

そのスタイリングは韓国の自動車メーカー初のスポーツカー、ポニー・クーペ・コンセプト(1974年)を強く意識したもので、このポニー・クーペ・コンセプトはジョルジエット・ジウジアーロ率いるイタルデザインによってなされており、のちにイタルデザインがスタイリングを手掛けたデロリアンDMC-12に多大なる影響を与えたとされています。

nvision_01_05_pc

そしてこのポニー・クーペ・コンセプトは「45EVコンセプト」として2019年に再解釈される形で発表され、そしてそのデザインがあまりに好評であったため、ほぼそのままのスタイルをもって発売されたのがアイオニック5(このクルマは、それまでのヒョンデのデザインを一変させたと言って良く、パラメトリックピクセルランプなど、様々な新しい要素を持っていた)。

ヒョンデ45コンセプト
ヒュンダイは1974年に「デロリアンの元」を発表していた!そしてその45年後に「45EVコンセプト」としてリバイバル

| しかもデザインには「45度」の角度を多用している | ヒュンダイがしばらく前からティーザーキャンペーンを行っていたコンセプトカー、「ヒュンダイ45EVコンセプト」がフランクフルト・モーターショーに ...

続きを見る

そしてこのアイオニック5がさらに大きな反響を呼び、そういった経緯もあって現在ヒョンデの存在感が世界中にて高まっているわけですね。

nvision_01_03_pc

そこで登場したのがこのヒョンデ Nヴィジョン74コンセプトですが、これは「よりポニークーペコンセプトに近い」ルックスを持ち、しかしドライブトレーンに「水素ハイブリッド」を採用するといった”実験的要素”も。

このパワートレーンは85kWの水素燃料電池、62.4kWhの駆動用バッテリーを備え、エレクトリックモーターは前後に1つづつ搭載されて前輪と後輪をそれぞれ駆動します。

さらにはRM20eへと搭載され検証されたトルクベクタリングシステムを用いることで、「ドリフト走行」も可能だとアナウンスされています。

ヒュンダイが突如エレクトリックスーパースポーツ」RM20eコンセプト発表!リマックとの提携の成果?

| 現代がミドシッププロトタイプシリーズを「エレクトリック」にスイッチ |  さて、ヒュンダイが北京モーターショーにて「RM20eプロトタイプ」を公開。これはヒュンダイのハイパフォーマンスカー部門「N ...

続きを見る

ヒョンデ Nヴィジョン74コンセプトの市販モデルは100台限定

そこで「市販される」ヒョンデ Nヴィジョン74コンセプトについてですが、これは100台のみ限定で生産されると言われ、そのうち70台が顧客向けに販売され、残り30台はレースに使用される、とのこと。

ただし燃料電池車が戦えるクラスは現在存在しないため、ヒョンデはフェラーリの「チャレンジ」、ランボルギーニの「スーパートロフェオ」のようなワンメイクレースを開催することを考えているのかもしれません。

nvision_01_08_pc

なお、市販モデルの出力は800馬力を超えるといい、これは「456馬力」を発生するという想定のNヴィジョン「コンセプト」に比較すると大幅なパワーアップです。

しかしその一方、コンセプトモデルでは「800km」だとされた満充電あたりの航続距離は「400-500km」に削られてしまい、これはパフォーマンスを重視した結果だと考えていいのかもしれません。

nvision_01_11_pc

そしてその価格は「スーパーカー並み」もしくはハイパーカーの領域に達するんじゃないかとも言われていますが、ヒョンデはかねてよりスーパーカーを発売したいという強い意向を示しており、それがこのNヴィジョン74によって”ようやく実現”するのだとも考えられます(つい数年前までは、ヒョンデがスーパーカーを発売するというと、誰もが笑い飛ばしていたことが嘘のようである)。

ヒョンデ N74ヴィジョン・コンセプトのプロモーション動画はこちら

合わせて読みたい、ヒョンデ関連投稿

ヒョンデがついにスーパーカーを発売?5月27日に「N Vision 74」の市販モデルについての計画を発表するとのウワサ
ヒョンデがついにスーパーカーを発売?5月27日に「N Vision 74」の市販モデルについての計画を発表するとのウワサ

| ヒョンデはかねてよりスーパーカーへの夢を持ち続け、アイオニック5のヒットによって思わぬチャンスが舞い降りる | やはり何事も「動かなければ」はじまらない さて、デザインを大きな武器としてその販売を ...

続きを見る

no image
ヒュンダイ「ポルシェやフェラーリに対抗するスーパーカー開発中。本気だぞ」

| 人材は豊富だがそれらをうまく使えるのか | ヒュンダイがポルシェやフェラーリ/ランボルギーニに対抗するスーパーカーを開発する意向を持っている模様。 これはラスベガスにて開催されたCESにて、ヒュン ...

続きを見る

ヒュンダイとリマックとが提携。「ミドシップスポーツ」含む数台を開発する契約を結び、スーパーカー市場にも参入か

| ヒュンダイは以前からスポーツカー、スーパーカーに強い興味を示している | ヒュンダイグループ(ヒュンダイとキア)がリマックとパートナーシップを締結した、と発表。内容としてはヒュンダイの「出資」、そ ...

続きを見る

参照:ETNews

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->韓国の自動車メーカー
-, , , ,