>ホンダ/アキュラ(HONDA/ACURA)

ホンダが新しく展開する「Honda 0(ゼロ)」シリーズより「サルーン」「スペースハブ」コンセプト登場。ホンダの原点に立ち返ったM・M思想を具現化【動画】

ホンダが新しく展開する「Honda 0(ゼロ)」シリーズより「サルーン」「スペースハブ」コンセプト登場。ホンダの原点に立ち返ったM・M思想を具現化【動画】

| ホンダは新型プラットフォーム、新型バッテリーパックによってこれまでの「遅れ」を一挙挽回 |

ただし現時点では具体的なスペックについて言及がなされていない

さて、ホンダはラスベガスにて開催中されているCESにおいて「新しいホンダエンブレム(Hマーク)」「新しいEVシリーズ、ゼロ(0)」を公開していますが、そこで同時に公開されたのが2台のコンセプトカー、「SALOON(サルーン)」と「SPACE-HUB(スペース ハブ)」。

ホンダはこの「Honda 0」シリーズにつき、2026年からまずは北米市場を対象に、そしてゆくゆくはグローバルにて展開する、とアナウンスしていますが、ここでそれらコンセプトカーを見てみましょう。

ホンダが次世代EVシリーズ向けに新「Hマーク」を発表。1963年の初代Hロゴに近いデザインを持ち、原点回帰を意識した新EVブランド「0(ゼロ)」とともに発表される
ホンダが次世代EVシリーズ向けに新「Hマーク」を発表。1963年の初代Hロゴに近いデザインを持ち、原点回帰を意識した新EVブランド「0(ゼロ)」とともに発表される

| 現時点ではこの新Hロゴを付与したモデルがグローバル展開されることがわかっているが、すでに展開しているe:Nなどとの統合については言及されていない | 現在、多くの自動車メーカーがEVに関して「仕切 ...

続きを見る

Honda 0 SALOON(ホンダ ゼロ サルーン)はこんなクルマ

まず、このホンダ ゼロシリーズにつき、これからのEV時代を生き抜くために「Thin(薄い)、Light(軽量)、Wise(賢い)」という開発アプローチを掲げており、これは「従来のEVでありがちな、航続距離を稼ぐために大きなバッテリーを搭載し、結果的に車体が重く大きくなってしまう」という現象を覆そうというもの。

そのための手段として、ホンダは「新設計のプラットフォーム、高い効率を持つバッテリーパック、優れたエアロダイナミクス」の採用について言及していますが(ただし今回公開された”サルーン”につき、フロントに大きなパネルを備えるので空気抵抗が大きそうである)、何よりも重要なのは、このコンセプトカーがホンダのグローバルブランドスローガンである「The Power of Dreams — How we move you.」を体現している、、ということ。

Honda-Zero (2)

これは「時間や空間といったさまざまな制約から人を解放するモビリティ」「人の能力と可能性を拡張するモビリティ」を提供することで世の中の人々の夢をバックアップしようというもので、今後に向けたホンダの変革を象徴するのがホンダ ゼロである、というわけですね。

Honda-Zero (11)

そして「ゼロ」の名が示す通り、原点に立ち返ってゼロからスタートすることを目指したのがこの新シリーズということになりますが、ホンダがずっと大事にしてきたマン・マキシマム / メカ・ミニマム=M・M思想を重要視しており、文字通り「乗員のためのスペースを最大化し、メカニズムを最小化する」ことが貫かれているように思います(電動コンポーネントの採用によって、よりホンダのM・M思想を実現しやすくなったのかもしれない)。

Honda-Zero (8)

なお、このホンダ ゼロ サルーンは「0シリーズ」のフラッグシップとして位置づけられており、サルーンと名がつくものの”スポーティなミニバン”といった感じ。

広い室内に加えシンプルな操作系を持ち、シート形状等からわかるとおり「操る喜び」を追求したクルマです。

Honda-Zero (9)

Honda 0 「SPACE-HUB(スペース ハブ)」はこんなクルマ

一方のスペースハブは「ミニバン」的ルックスを持っており、こちらはドライバーズカーではなく「いかに楽しく快適に移動するか」を追求したコンセプトカーであるように思えます。

Honda-Zero (3)

なお、この「ハブ」というネーミングは「人と人、人と社会をつなぐ」ということを意識しているのだそう。

Honda-Zero (5)

ホンダは現在、製品のみならず企業活動においても2050年までにカーボンニュートラルを達成するという計画を掲げていますが、自動車(4輪)においては2040年にグローバルでのEV/FCV販売比率を100%にするという目標も持っており、これら「ホンダ ゼロ」各モデルを牽引役として大きく、そして急速に変わってゆくことになりそうですね。

Honda-Zero (7)

ホンダ ゼロ「SALOON(サルーン)」と「SPACE-HUB(スペース ハブ)」コンセプト動画はこちら

合わせて読みたい、ホンダ関連投稿

ホンダが中国にて「新型EVコンセプト」を公開、そのうち2台の「e:NS2」「e:NP2」を2024年に発売すると発表。新車販売の100%EV化を5年前倒しで進めることに
ホンダが中国にて「新型EVコンセプト」を公開、そのうち2台の「e:NS2」「e:NP2」を2024年に発売すると発表。新車販売の100%EV化を5年前倒しで進めることに

| ホンダは現在、日本、中国、北米ともそれぞれ異なるパートナーとともにEVの開発・販売計画を立てている | とくに主戦場となる中国では現地パートナーに開発を大きく依存しているとも伝えられるが さて、上 ...

続きを見る

ホンダには「20年前、2億円近くを投じて制作し、10回しか放映しなかった」TVCMがあった。しかし当時最高のサイトアクセスを記録し、今なお語り継がれる伝説に【動画】
ホンダには「20年前、2億円近くを投じて制作し、10回しか放映しなかった」TVCMがあった。しかし当時最高のサイトアクセスを記録し、今なお語り継がれる伝説に【動画】

| 当時わずか3カ国、10回しか放映されなかったものの、ネットの普及によって世界中にて視聴される人気作品に | そしてこれほど「ホンダの精神」を表している動画はほかにないかもしれない さて、ホンダは昔 ...

続きを見る

なんか生きる勇気が湧いてくる。ホンダがボクらに「いかに挑戦が大きな意味を持つか、いかに夢が大切か」を教えてくれるCMを公開
【動画】なんか生きる勇気が湧いてくる。ホンダがボクらに「いかに挑戦が大きな意味を持つか、いかに夢が大切か」を教えてくれるCMを公開

| 思えば、ホンダはどこにも属さず、自分たちの信念を貫いてきた | そしてホンダの歴史とは、チャレンジの連続とその結果でもある さて、ホンダが米国にて新しいブランドマーケティングキャンペーン「Orig ...

続きを見る

参照:Honda

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->ホンダ/アキュラ(HONDA/ACURA)
-, , , , ,