
Image:Bring A Trailer
| ボクはこのカラーコンビネーションが好きだったが、意外や人気がないらしい |
たしかにボクの所有期間中、同じ色の組み合わせのポルシェは見たことがない
さて、個性的なカラーコンビネーションを持つポルシェ911スピードスター(1989年製)が米中古車売買サイトに登場して話題に。
この911スピードスターのボディ(とホイールの)カラーは「バナナイエロー」、インテリアとトップのカラーはブラウンというかなり珍しい色合いですが、「スピードイエローにベージュ」というポルシェをオーダーし2台乗り継いだ身としては親近感を覚える仕様です。
ポルシェは「スピードスター」を重視している
なお、ポルシェは古来より”スピードスター”を重要視しており、930、964、997、991世代においてスピードスターを設定しています(993、996では設定がないが、993世代だとポルシェ創業者一族のために作られたワンオフモデルが存在する)。
そしてこの930世代の911スピードスターは1989年の1月から8月にかけて2,000台程度が生産され、そのうち北米に納車されたのは823台だという記録が残ります。
ポルシェにとってのスピードスターは「356スピードスターへのオマージュ」というポジションを持ち、その名の通りフロントスクリーンはコンパクトな形状に収められ、ベースとなったのは930ターボ。
ただしエンジンはターボではなく自然吸気が採用され、北米仕様だと燃料噴射式の3.2リッター・フラット6(231馬力)で、これに組み合わせられるのはG50 5速トランスミッション、駆動輪は後輪のみ。
なお、ノンターボながらも(今回出品されている車両のように)930ターボ同様のワイドフェンダー、もしくは標準仕様の911と同じ「ノーマル」フェンダーを選択でき、しかしほとんどのオーナーがターボフェンダー(ターボルック)を選択したと言われます。※たしかに車高が低いぶん、ワイドフェンダーのほうが幅広感が強調されてカッコいいように思う
そしてこの「バナナイエロー」のボディカラーはカラーコード「L117」として登録され、1970年代はじめ~中盤にかけてポルシェが提供していたカラーであり、しかし1989年にはカタログカラーではなかったために「希少な仕様」であると捉えることが可能です(実際のところ、バナナイエローの911スピードスターはこの1台しか作られていないらしい)。
そしてこのバナナイエローはフックスホイールのディスク部分にも採用されていて、全体的には非常に目を引く仕様だと言って良さそう。
そしてインテリアはブラウン(マホガニー)に・・・。
トップもブラウン(ぼくがスピードイエローの986ボクスターSで選んだトップはグレーだった)。
走行距離はわずか13,000マイル(約21,000km)にとどまっており、そして見ての通り非常に優れたコンディションを持っていますが、もともと台数が少ない911スピードスターである上、たった一台しか製造されなかった希少カラーとくれば入札バトルとなることは間違いなく、落札価格にも注目が集まるところです。
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