Image:Bell&Ross
| ベル&ロスは「コンセプトウォッチ」の先駆け的存在である |
ベル&ロスはまず「考えたコンセプトを実現するためにどうやって技術を開発するか」を考えるメーカーであり、今ある技術をベースに製品を企画するわけではない
さて、積極的に新作を発表するベル&ロスがまたまたニューモデル「BR-X5 Racing」をリリース。
ベル&ロスはもともと「航空機の計器」に着想を得た腕時計からスタートしており、その後「プロフェッショナルユース」を追求することでダイバーズウォッチ(BR-02そして現在はBR-03ダイバー)へと進出し、現在では「パイロット」「アーバン」「ダイバー」「レーサー」という4つの領域を掲げるに至ります。
そして今回発売されたのが「レーサー」領域の最新モデルというわけですが、ベル&ロスはアルピーヌとの提携を解消しているためにモータースポーツとの関わりを失っており、よって自身でそれにかわる展開を行うことにしたのかもしれません。
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ベル&ロス最新作「BR-X5レーシング」はこんな腕時計
そこでこのBR-X5 レーシングを見てみると、「ベルト違い」の2モデルが発売されており、ひとつはラバーブレス、もうひとつはケースと同じチタンブレス。
価格はラバーブレスのほうが1,661,000円、チタンブレスモデルで1,815,000円に設定されています(ただし10月1日から価格が改定されるようだ)。
そしてこのBR-X5レーシングのケースは上述の通りチタン(マイクロブラスト仕上げ)、そしてベゼルインサートはカーボンファイバー(光沢有り。ベゼルを固定するビスもケースと同じ質感を持っている)。
ケース構造はX5特有の「3D」そしてインナーはブラック仕上げのチタン、文字盤は(バル&ロスが好む)ダーク仕上げのクリスタルガラス、外周にはチェッカーパターンが刻まれます。
文字盤左には「スポーツカーのメーターをイメージした」パワーリザーブ計、その反対側には「ビッグデイト(左右でバランスが撮れるようにデザインされている)」。
夜光塗料が光るとこう。
ラバーブレスバージョンのバックルはチタン製(プッシュ式フォールディング機構)。
ケースサイズは41ミリですが、文字盤直径がコンパクトなせいか、その数字よりも小さく見えますね。
ムーブメントはケニッシとの共同開発となる「キャリバー BR-CAL.323.」。※ベル&ロスではマニュファクチュールキャリバーと表記
ベル&ロスはオートマタ、トゥールビヨンなど様々な機構を持つ腕時計を発売していますが、それぞれの機構にマッチしたムーブメントを設計するに際し、「適切なパートナー」を選んでおり、なかなかにユニークな方針を採用するブランドでもありますね。
そのためモデルによって「マイクロローター」「ハーフローター」「360度ローター」など様々なスペックが存在し、それもまたベル&ロスの面白いところだと思います。
ケースは(BR-03で採用される)細長タイプではなく、BR-X5特有の「立方体に近いタイプ」。
ベル&ロス BR−X5レーシングを紹介する動画はこちら
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参照:Bell&Ross