Image:Honda
| ホンダ・スーパーカブは歴史上「もっとも売れた乗り物」である |
その記録はおそらく今後、破られることはないであろう
さて、ホンダが「スーパーカブ50・Final Edition」を発表し、これは文字通り50ccエンジンを搭載するスーパーカブの最終バージョン。
いわゆる原付(50cc)は来年11月に導入される排ガス規制に適応できず、そのため各社とも順次生産を終了させてゆくこととなりますが、スーパーカブの場合は来年5月をめどに生産が終わるといい(原付二種のスーパーカブ110は生産が継続)、ホンダはこのスーパーカブ50・Final Editionの生産台数を2,000台(年間通じての数字ではあるが、事実上半年しか生産されない)、価格を297,000円に設定しています。※スーパーカブ50・Final Editionの発売は12月12日
スーパーカブ50・Final Editionはこんなバイク
スーパーカブ50・Final Editionの車体色は「スーパーカブらしい」ポニーブルーで、このカラーは初代スーパーカーブの復刻ともいえるもの。
もともとスーパーカブは1958年の「スーパーカブC100」からスタートしており、2017年には生産台数1億台を突破して「世界で最も多く生産された乗り物」となったほか、その後には日本国内で(乗り物として)はじめて立体商標として登録されるなど様々なマイルストーンを築いてきたバイクです。
現在ではクロスカブやハンターカブなどバリエーションを広げつつ、多くのターゲットを対象とすることでその販売をさらに拡大していますが、今回は残念ながらもっともベーシックな50ccモデルの販売が終了するということに(クロスカブ50についてはまだ生産終了時期やファイナルバージョンの案内がなされていないようだ)。
ホンダは「スーパーカブ50 ・HELLO KITTY」も発表
そしてホンダはこのスーパーカブ50・Final Editionに加えて「スーパーカブ50・HELLO KITTY」も発表しており、これは2024年11月8日から2024年11月24日にかけての「期間限定受注モデル」。
見ての通りハローキティが全面に押し出された仕様を持っており、カラーのみではなくシートやメーター、エンブレム、サイドカバー、はてはキーまでもが「ハローキティ仕様」となっています。
こちらの価格は330,000円に設定されていますが、車体の他にステッカーやクッキーなど様々なコラボグッズの展開がなされており、結構な人気を呼びそうですね。
合わせて読みたい、ホンダのバイク関連投稿
-
ホンダが中国にてまさかの「スーパーカブ」「ダックス」「ズーマー」を電動バイク化!それぞれが専用設計を持ち「名前だけじゃなく」その特徴を隅々まで再現
| これらスーパーカブ、ダックス、ズーマーの電動モデルは中国だともっとも出力の低いカテゴリに分類されるもよう | 残念ながら、現在のところ日本での発売は計画されていない さて、ホンダの中国法人、本田技 ...
続きを見る
-
ナイジェル・マンセルの個人コレクションから330点が競売に。スーツ、ヘルメット、トロフィーや個人収集物、さらにはパドック移動の際に乗っていたホンダのバイクも
| チャンピオンシップ獲得数こそ少ないものの、その技術や安定性、人格等含めるとF1史上最高レベルのドライバーであることは間違いない | それにしてもマンセルは自身の「歴史」をしっかり保管していたようだ ...
続きを見る
-
映画「トップガン」では当初カワサキではなくホンダのバイクが登場する予定だった。ホンダ自らが語る「信念に基づき、トップガンにバイクを提供しなかった理由」とは
| ホンダはたしかに「失った」ものも大きかったが、信念を貫くことで得たものもそれ以上にあるはずだ | それにしてもホンダの安全に対する意識の高さには驚かされる さて、映画「トップガン」はハリウッド映画 ...
続きを見る