| 想像したよりも面白い話でもありけっこう楽しめる |
相応のコレクションを持っていないとこういった映画を撮ることは難しい
さて、先日「フェラーリを題材にしたショートムービーを公開する」とアナウンスしティーザー画像を公開したデビッド・リー氏。
同氏はアメリカ西海岸在住、そして多数の(F1含む)フェラーリを所有するコレクターとしても知られていますが、フェラーリオーナは数多く存在すれど、こういった短編映画を撮影する例は珍しいと思います。
さらに同氏は「ビッグ5」を所有しており、今回の動画のタイトルにある「1億ドルのフェラーリを使用して映画を撮ってみた」という題名にあるとおり、デビッド・リー氏にしか撮れない内容となっているようですね。
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フェラーリの短編映画「ナイトシフト」はこんな内容
そこで今回のショートムービー「ナイトシフト」の内容を紹介したいと思いますが、簡単に言えば「デビッド・リー氏のガレージの警備のために雇われた男が、その初日に経験する世にも奇妙な物語」。
まずはデビッド・リー氏から「期待してるよ」と声をかけられ、張り切って警備に望むのですが、夜の警備はあまりにヒマで、F1ピットクルーの真似事などをして遊ぶのですが、それにも飽きてしまい・・・。
退屈し始めたところになにか物音が。
そこで警備員はガレージ内を見回るも何もなく・・・。
しかし288GTOのヘッドライトがパカっと開いて点灯したり・・・。
812コンペティツィオーネのエンジンが勝手に始動したり。
そこで警備員はクルマのキーを持ち出し、機能の停止を試みるもまったく意味をなさず・・・。
ついにラフェラーリ・アペルタが始動し・・・。
さらには勝手に動き出す始末。
そして警備員の前で止まってドアが自動にて開き、これはまさに「乗れと言わんばかり」。
そうなると乗らずにいられないのが男子の性というもので、このラフェラーリは機械的な音声にて警備員に「フェラーリを運転するのは初めてだな?」「ケチャップとマスタード、どちらが好みだ?」などと訪ねます。
ちなみにこの「ケチャップとマスタード」とは、デビッド・リー氏のコレクションの多くが「レッドとイエロー」に集中していることを表しているのでしょうね。
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その後は警備員を乗せたままラフェラーリが勝手に走り出し・・・。
挙句の果てには「レースモード」で爆走し・・・。
警備員は文字通り「なされるがまま」。
そして夜が明けたのちにはデビッド・リー氏にクルマが走行した形跡があることを咎められ、ありのままを話す警備員。
「それでキミはラフェラーリを持ち出したと?」
「私じゃないんです。自分でもバカなことを言っているのはわかりますが、クルマが勝手に走り出し、夜明けまでには何事もなかったように自分でもとの位置に勝手に戻ったんです。たしかにそれは起こりました」
しかしデビッド・リー氏は怒るでもなく、「だろうな。私だったら(ラフェラーリではなく)288GTOを選んだけどね」。
そして警備員を家に帰したあと、ラフェラーリ・アペルタに歩み寄り、デビッド・リー氏はこう語りかけます。
「いいかい、(警備員の)勤務初日にはこれをやらないでくれないか」
フェラーリを題材にした短編映画「ナイトシフト」はこちら
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参照:Ferrari Collector David Lee(Youtube)