| いまクラウンスポーツを購入するとなると、間違いなくこの「マットメタル」を選ぶだろう |
標準の塗装に比較すると高価ではあるが、そのぶんの価値は間違いなく存在する
さて、1月7日にオープンしたばかりのクラウン専売店、「THE CROWN 大阪千里」さんへ。
現時点では完全予約制となっており、公式LINE上にて予約を入れての訪問です。
なお、この「ザ クラウン」は現在6店舗が展開されていますが、トヨタの長い歴史の上でも「その車種専門」の販売店は(おそらく)例を見ないとも考えており、それだけトヨタがこのクラウンに対して注力しているということになりそうですね。
やはり目玉はマット塗装のクラウン「THE LIMITED-MATTE METAL」
このクラウン専売店は和モダンをベースとする洗練された作りを持つことが特徴で、しかしもうひとつの、そして大きなトピックは「専売モデルが存在すること」。
そしてその専売モデルとはこの「THE LIMITED-MATTE METAL」、つまりマットペイントが施されたクラウンシリーズで、これは塗装が非常に難しいことから生産台数は大きく制限される車両です。
一般にマット塗装はグロス(光沢)塗装に比較して手間がかかり、それは「マットペイントは修正が効かないから」。
たとえばグロスペイントだと、埃などが混入したとしても「削って磨く」ことで表面を均すことができますが、マットペイントは「磨く」ということができないので(磨くと光ってしまう)、この広い面積を「まったく不純物が混入しない状態」でペイントする必要が出てきます。
さらにはクリアマット層の厚みが異なると「マットの質感」も変わってくるため、クリアマット層を均一にペイントする必要があり、これもまた熟練の技を要するために「ロボット」では対応が難しいとされています(実際、このクラウンのマット仕上げは職人によって1日数台レベルのみが仕上げている)。
ちなみに「磨くと光る」という性質上、手入れが非常に難しいのですが、トヨタではその問題をクリアするため、TMコートなる特殊表面処理を施すことで「持久力のある防汚性と汚れ除去性を実現」しているのだそう。
参考までに、トヨタは過去にも「マット」フィニッシュを施した車両を提供したことがあるものの、その際には「ラッピング」での供給であったので、それだけマット仕上げが難しいということ、そして技術が進歩し、いまではマット仕上げが一般化したということもわかりますね。
THE CROWN 大阪千里の内装はこんな感じ
そこでこのTHE CROWN 大阪千里さんの店舗内外を見てみると、まず店内は上述の通り「和モダン」。
ホワイトとブラック、そこへブラウン(ウッド)を組み合わせており・・・。
ザ クラウン 大阪千里オリジナルブレンドのお茶に・・・。
大阪発のガラス細工「天満切子」を使用したオリジナル呈茶セット。
盆栽風のディスプレイも見られ・・・。
ハーヴェストレーベルとのコラボレーションによるバッグも。
ちなみにハーヴェストレーベルはかの吉田カバン「ポーター」タンカーシリーズを生み出したデザイナーが独立して展開を行うバッグブランドです。
Tシャツやポロシャツ、スウエットシャツなどの「クラウンアパレル」に・・・。
車両を生産する過程で生じる端材を使用した「アップサイクルグッズ」も。
これらはたとえばレザーやカーボンファイバーの切れ端を「再利用」するもので、現在ランボルギーニほか多くの自動車メーカーが同様の試みに取り組んでいますね。
そのほかいたるところに「和」テイスト。
この店舗では「大阪」を強くイメージしており、よって他のお店ではまた違った内装を持つのかもしれません。
ちなみに店舗外観はこんな感じ。
全面には「クラウン」のロゴに王冠、そしてクラウンシリーズがずらり。
ちなみにピットまでが「和モダン」というこだわりよう。
ちなみにザ クラウン 大阪千里さんの経営母体はぼくがクラウンスポーツを購入した大阪トヨペットさん。
いつもお世話になりありがとうございます。
ポイント
THE CROWN 大阪千里
大阪府吹田市津雲台7丁目4番1号
https://www.osaka-toyopet.jp/shop/crown-osaka-senri/
ザ クラウンを訪問してきた際の動画はこちら
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