
Image:Astonmartin
| 「ソフトトップ」はそのクルマのキャラクターを演出するに際し、重要な要素である |
現時点でパワートレインは不明ではあるが、「V12+8速AT」が予想されている
アストンマーティンは既存ラインアップのリニューアルを積極的に行っている最中ではありますが、今回はその最新モデルとして「ヴァンキッシュ ヴォランテ」が3月25日に加わることが明らかに。※「ヴォランテ」とは「空」を意味し、アストンマーティンがオープンモデルに与える呼称である
そして今回、アストンマーティンよりティーザー画像が公開され、発表にむけて一層の期待感を高めています。
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おそらくルーフは「ファブリック」
現時点ではこのヴァンキッシュ ヴォランテの詳細については明かされておらず、しかしそのデザインはクーペ版とほぼ同様だと思われ、唯一の相違はリトラクタブル・トップ(開閉式ルーフ)が装備される点。
このルーフは、金属や樹脂製(ハードトップ)ではなくファブリック製(ソフトトップ)となる可能性が高く、これは「エレガントさ」を狙ったためだと思われます。
現在、ハイパフォーマンスカーのほとんどには(クーペ版に加え)オープンモデルがラインアップされていますが、フェラーリのミドシップやマクラーレンは「ハードトップ」、ランボルギーニやポルシェは「ソフトトップ」を採用する場合が多いもよう。
ハードトップは「文字通り硬いので」高速走行時にルーフが膨張することを防ぐことができ、クーペと同等のルックスや機能をもたせることができるるものの、重量が重くなったり構造が複雑になるという課題があり、一方ソフトトップは軽量コンパクトに収まる可能性が高く、なによりも見た目が優雅(クーペと差別化できる)、そしてカラーの選択肢をもたせることでパーソナリゼーションが可能となる一方、ルーフの膨張が避けられないという課題も。
ちなみにポルシェはソフトトップのデメリットを解決するために「(部分的に)ハードトップに布を貼る」というソリューションを導入していますが、そこまでしても「クラシカルなルックスを演出するためにソフトトップを採用する価値がある」と考えているのだと推測できます。
なお、オープンモデルはクーペに比較して「補強やルーフの開閉構造を内蔵することで」重量が重くなることが多く、「もともとボディが頑強で、オープン化に際しても補強の必要がほとんどない」とされるマクラーレンでも50kgほど増加し、そのほかのスポーツカーでは100~150kgほど重くなってしまうというのが「おおよその相場」。
おそらくヴァンキッシュ ヴォランテでも相応の重量増加が予想され、これがパフォーマンスに影響を与える可能性も考えられますが、オープンモデルはパフォーマンスがトッププライオリティに設定されているわけではないため、これは期にする必要がないところだと思います。
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