
Image:Ferrari
| フェラーリのカスタムというと「モータースポーツ由来」が一般的であるが |
お金をかけて「真っ黒」にする例は珍しい
さて、フェラーリが自社のFacebookページにて「内外装真っ黒」なデイトナSP3を公開。
これはもちろんフェラーリのパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」にて制作されたものですが、ボディカラーはマットブラック、そしてルーフはネロDS(グロスブラック)という仕様を持っており、さらにそのインテリアも「ブラックのアルカンターラ」。
フェラーリで「オールブラック」は珍しい
なお、フェラーリというと「レッド(ロッソ)」のイメージがあり、さらにフェラーリはF1や耐久レースにて豊富な歴史を持つため、フェラーリのカスタムというとレーシングカーを意識した「比較的」鮮やかな仕様そしてコントラストが強いカラーリングが多いように思います。
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これはもちろん「レーシングカーはサーキットでの視認性が重要視される」からではありますが、そのぶん(サーキットでの視認性が低い)「真っ黒」なカスタムはあまり目にすることがなかったように思われ、それだけにこのデイトナSP3はかなり新鮮。
さらにはホイールも(フェラーリには珍しい)マットブラック、ブレーキキャリパーにもブラックを選択していますが、その反面ドアには「手書き」のスクーデリア・フェラーリ・エンブレム、そしてホイールセンターキャップにもイエローを選択して「フェラーリを強調」。
上述の通り内装もブラック、さらにシートベルトもブラックとなりますが、ハーネスにもフェラーリのエンブレムが取り付けられ「フェラーリのエンブレムだけが内外装にてアピールされる」という、ある意味ではフェラーリ愛あふれる仕様です。
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