■駄文(日々考えること)■

TikTokを1ヶ月利用してみてわかったこと。XともYouTubeともまったく利用者層が異なり、「明るくポジティブな人」が多いようだ

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| ちなみに1ヶ月投稿を続けてみてフォロワーはまだ400人 |

ちょっとTikTokに進出するのが「遅すぎた」ようだ

さて、ぼくは1ヶ月前から(遅ればせながら)TikTokの利用を始め、動画の投稿を行っていますが、ここで感じたことなどを述べてみたいと思います。

ちなみにぼくは新しいサービスについて、ほとんどは(新しいものが好きなので)「提供開始直後」から利用することが多く(ブログ、ミクシィ、X、Facebook、YouTube、インスタグラム、ピンタレストしかり)、しかしTikTokについては今まで手を出さなかったわけですね。

その理由としては「(新興勢力なので)いつサービスが廃止されるかわからない」「ダンスや一発芸を収録した動画の投稿が多く、ぼくのスタイルとは合致しない」からだったのですが、「もはや無視できないだろう」ということでようやくTikTokへと参入することに。

まだまだTikTokの運用については方向性を模索中

ちなみにですが、YoutubeもTikTokに対抗し「ショート動画」を導入しているものの、TikTokのシェアを奪うまでには成長できないようで、つまりTikTokにはやはり独自の「客層」が存在するもよう。

ただ、実際に使用してみると、サムネイル(カバー画像)を選択したり別途アップロードできるなど、YouTubeショート動画では対応できない機能もあり、「意外と使いやすいな」「なんで今までやらなかったんだろう」というのが偽らざる心境です。

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しかし今のところはまだまだ「テスト運用」であり、TikTokの利用者の嗜好、動画が拡散される傾向などを知るために「様々な」動画を様々なキャプション、そしてタグとともに投稿している状況ではありますが、そのうちなんらかの方向性を策定する予定です。

なお、今は「撮りためていた動画をアップ」しているだけで、しかし今後は「リール動画」「YouTubeショート動画」「X」「TikTok」共用にて投稿できる、”専用の短い動画”の作成も検討中。

現在ぼくが運用するSNSとしては、主にX(フォロワー1.9万)Facebookページ(フォロワー1.1万)Youtube(フォロワー8500)インスタグラム(フォロワー1.1万)といったところであり、今後動画コンテンツを拡充させることでとくにYoutubeとTikTokを伸ばしたいと考えています。

TikTokの利用者層は「ポジティブ」?

そこで現在ぼくが感じているTikTok利用者の性質についてひとことで述べてみると、「とにかくポジティブ」。

いいものはいい、と直感的に「いいね」を押す人が多いようで、これはほかのSNSに比較して「閲覧数に対してのいいね率が高い」ことからもその傾向がわかります。

この理由は定かではありませんが、ひとつは「(ぼくの投稿を見てくれている人のうち)外国人比率が高い」ことが関係しているのだと考えていて、たとえばXやYoutubeだと7割くらいが日本人(Facebookページだともっと多い)、しかしTikTokだと逆に「7割くらいが外国人」。

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ぼくの一般的な認識としては「日本人はネガティブ、しかしアメリカや東南アジア、南米の人はポジティブ」というものがあり、たとえば可愛い猫ちゃんの動画をアップすると、外国勢は「So Cute」などポジティブなコメントを返すものの、日本人は「動物虐待」といったコメントを返す例が多いもよう。

これはAIによる生成画像・動画についても同様で、外国勢だと「Nice」というポジティブなコメントが多く、しかし日本勢は「いやここがおかしいだろ」「これは構図的に間違ってる」「これが生成AIの限界」といったネガティブコメントが多くを占めています。

ボクはものごとの明るい面だけを見ていたい

ぼくが察するに、これは「外国人はSNSをエンターテイメントの一つ」として捉えているものの、「日本人はSNSをノンフィクションとして」捉えているのではと考えていて、つまり外国勢はSNS上の投稿を「架空の世界の出来事」として軽く流すのに対し、日本製はSNS上の投稿につき、「自分の考え方や認識と異なるものを看過できない」んじゃないかと考えているわけですね。

よって、投稿を否定する、投稿に対して自分の知識をひけらかす(マウント)といった行為が横行し、「ネタをネタとして」楽しめない人が多いようにも感じます(たぶん日本人は真面目なんだろうな)。

ちなみにぼくはなにかを制限したり、なにかを否定したりすることが好きではなく、ものごとのいい面だけを見ていたいと考えているので、「これはこうでなくてはならない」「これはこうであるべきだ」とは考えず、従来の方法に固執して「前のほうが良かった」とは考えないタイプなのですが(だからこそ新しいものに飛びつく)、多くの日本人はそうではないのかもしれません。

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参考までに、ぼくは「ポルシェは水冷になってから」「ランボルギーニはアウディ傘下に入ってから」「フェラーリはピニンファリーナを手を切ってから」購入しており、このあたりからも「伝統に固執しない(ただし伝統を否定しているわけではなく敬意を払っている)」ことがわかるかと思いますが、とにかく「いいものはいい」「前に進むためには過去のものを置いていってもいい」というのがぼくの明確なスタンスであり、「細かいことはどうだっていいじゃない。楽しければ」とも考えています。

TikTokユーザーは「ネガティブから逃げたい」?

なお、TikTokユーザーの傾向については上で述べた通り「ポジティブ」といった印象ではあるものの、もしかすると、これは「国民性」のほかに「その人の属人性」が関係しているのかも。

どういうことかというと、上述のように、既存SNSでは「ネガティブ」「マウント」「他者を否定」といった傾向があると認識していて、しかしTikTokユーザーは、そういった傾向に嫌気が差し、ポジティブなイメージのあるTiktokへと移ってきているのかもしれません。※他人の投稿であっても、ネガティブなコメントを見るのは気分がいいものではない

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そもそもの話、TikTokにはポジティブな「いいね」ボタンしかなく、ほかの多くのSNSのように「ディスライク(いいねの反対)」ボタンが存在せず、そして投稿者向けの管理画面(TikTok Studio)においても、TikTokの運営母体からは「この調子で頑張りましょう!」「いいね率が高く素晴らしいです!」「平均再生数が高くなっていますよ!」「継続して投稿することで高い成果が得られています!」「この運用日数でこの投稿数は素晴らしいです!」といった松岡修造ばりの熱い評価が並び、このあたりも「ポジティブさ」が感じられるところ。

これらは「ネガティブ評価ができる」「ポリシーがどうこううるさく言う」ほかのSNSとは大きく異なる部分でもあり、よってTikTokでは「プラットフォームを提供する運営側そのものがポジティブ」という印象も。

総括すると、TikTokは「運営、プラットフォームの仕様、利用者」すべてが前向きという印象があって、気分を害することなく安心して楽しく投稿したり閲覧できるというのがぼくの抱くイメージでもあり、そういった人々に支持されることで利用者を増やしているのかもしれません。

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そして過去5年のSNS業界において、X、Youtube、Facebook、Instagram、ピンタレストと比較してもっとも大きく成長したのがTikTokであり、それだけポジティブな人が多く存在し、ポジティブに活動できる場を求めている人が多かった(喜ばしいことである)ということなんじゃないかとも考えられます。

なお、TikTokでは若年層の利用率が高く、10代だと2020年には2割程度、しかし2025年には6割程度にまで上昇しているといい、これを見るに、「若い人ほどポジティブ」で、逆に年を取れば他のSNSにて他人を否定したり「今の若いものは」とブツブツ言い出す傾向があるのだとも推測でき、これはやはり「社会に出て、それなりの苦労があったり、誰からも認められないウサをSNSで晴らしている」のではないかとも捉えることが可能です。

いずれにせよ、「前だけを見て生きていたい」「ネガティブな事象や人に引っ張られたくない」と改めて認識させられ、「これだけ前向きな人がいる」と嬉しく思ったのがTikTokであり、あらためて「もうちょっと早くやっとけばよかったな」と感じたのがTikTokです。

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