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ランボルギーニ、「SCARTプロジェクト」をで初公開。スーパーカーの廃材から生まれた“環境防衛ロボット”6体を展示

ランボルギーニ、「SCARTプロジェクト」をで初公開。スーパーカーの廃材から生まれた“環境防衛ロボット”6体を展示

Image:Lamborghini

| ランボルギーニは廃材の再利用含め「廃棄物の圧縮」に注力している |

ランボルギーニにしかできない、ランボルギーニだからこそできる方法にて環境に貢献

ランボルギーニがアートラボ「SCART」とのコラボレーションによるアートプロジェクトを、世界最大級のポップカルチャーイベント「ルッカ・コミックス&ゲームズ2025」で初公開。

この「SCARTプロジェクト」は、ランボルギーニ本社の生産ラインから出た廃材を再利用し、6体の“環境防衛ロボット”として再生するというもので、彼らは「空・地・水」という3つの自然要素を象徴し、それぞれ2体ずつのペアとして展示されています。※この「SCART」という言葉は「スクラップとアート」を表すものだと考えられ、今後のランボルギーニにおいて、様々な場面で耳にすることとなるのかもしれない

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Image:Lamborghini

■ スーパーカー廃材から生まれた“環境守護者”たち

展示はルッカ市中心部の3か所で展開され、それぞれのロボットは高さ4メートルを超え、ボンネット、バンパー、シート、カーボンファイバーなどの部品を再構成して制作されたもの。

工業素材がアートとして新たな命を吹き込まれた例でもありますが、ランボルギーニはこれまでにも「端材」を再利用して販売したりギフトへと転用していることが知られていますね。

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  • 地球の守護者:〈ジーア・ストーン(Gea Stone)〉と〈ヨトゥン・フォージ(Jotun Forge)〉が、V12 HPEV「レヴエルト」とともにピアッツァ・サン・ジュストに登場。
  • 空の守護者:〈スカイレン(Skyrenn)〉と〈ジェトロン(Jetron)〉がピアッツァ・サン・ミケーレにそびえる。
  • 水の守護者:〈マリックス(Marixx)〉と〈メガ・タイド(Mega Tide)〉がパラッツォ・グイニージの中庭に設置されている。
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Image:Lamborghini

■ マーベル作家がデザイン参加、若手アーティストが制作

ロボットのキャラクターデザインを手がけたのは、マーベル・コミックスの人気アーティスト、ジュゼッペ・カムンコリ氏。

そしてフィレンツェ美術大学、ラヴェンナ美術大学、そしてミラノ工科大学のPOLI.designの学生たちが制作を担当し、世代と分野を超えたコラボレーションが実現した、と説明されています。

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Image:Lamborghini

■ 「産業責任」をアートで表現するランボルギーニ

ランボルギーニのマーケティングディレクター、クリスチャン・マストロ氏は次のようにコメントし・・・。

「ランボルギーニは自動車を超えた“卓越と革新”の象徴です。廃材に新しい命を与えることは、品質と責任の文化を製品の外にまで拡張することを意味します。デザイン、テクノロジー、そして創造性が共存できるという事実を、このプロジェクトが証明してくれました。」

また、(デザインスタジオの親会社である)Heraグループのマーケティング責任者マウリツィオ・ジャーニ氏は、次のように補足しています。

「SCARTは単なるアートプロジェクトではなく、“資源を意識的に使う文化”を広めるためのコミュニケーション活動です。ランボルギーニとのコラボレーションは、企業と地域社会の双方に利益をもたらす“循環型の美学”を示す好例です。」

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Image:Lamborghini

■ 今後はツアー展示も予定

6体のロボットはルッカでの展示終了後、Ecomondo 2025(リミニ、11月4〜7日)を皮切りにツアーを開始。

2026年春にはランボルギーニが主催する各種イベントにも登場予定で、「デザイン×サステナビリティ」の新しいかたちを発信し続けることになるのだそう。

まとめ

「SCARTプロジェクト」は、ランボルギーニが単に高性能車をつくるブランドではなく、“未来の価値”を創造する企業であることを象徴するもの。

スーパーカーのパーツがロボットに生まれ変わり、アートとして人々を魅了する——その発想自体が、まさにランボルギーニ的だといえそうですね。

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参照:Lamborghini

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