
Image:Bentley
| いぜん中東はベントレーにとって重要な市場である |
この記事のポイント
- 「カタールの夕日」をテーマにした、マリナーによる究極のワンオフモデル
- 特注塗装「デザート・サンド」が、砂漠の黄金色を完璧に再現
- インテリアには、空のグラデーションを刺繍で表現した革新的なデザインを採用
砂漠の黄金色「デザート・サンド」に込められた魔法
ベントレーのパーソナライゼーション部門「マリナー(Mulliner)」が、カタールの地を讃えるために作り上げた「コンチネンタルGTC アズール マリナー・カタール・エディション」を公開。
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まず目を引くのは、このモデルのために特別に調合されたビスポーク・カラー*「デザート・サンド(Desert Sand)」。
これは単なるゴールドやベージュではなく、それはペルシャ湾に沈む夕日の光を吸い込み、砂漠の砂粒が最も美しく輝く瞬間を切り取ったかのような、そして蜜のような深みのある色調を持っており、時間帯によって表情を変えるこの輝きは、まさに走る芸術品と呼ぶにふさわしい存在感を放ちます。
Hインテリア:水平線へ向かって「軽くなる」空の刺繍
このモデルの真骨頂は、伝統を打ち破る独創的なインテリアにあり・・・。
- 独創的なテキスタイル: 伝統的なレザーに加え、モダンなプレイド(格子柄)クロスを大胆に採用
- 空を描く刺繍: シートやトリムに施された刺繍は、上から下へ向かって密度や色調を変化させ、これは、「地平線(ホライゾン)に向かって明るくなっていく夕暮れ時の空」を表現したもので、車内にいながらにしてカタールの広大な空を感じさせる仕掛けでもある
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なお、この「タータンチェック」を採用した理由はちょっと不明ではありますが、ぼくがいつも不思議に思うのは「中東の人が頭に巻いている布(クーフィーヤ)」がモチーフとして使用される例が少ないこと。
中東のオーナーがベントレーやロールス・ロイスに発注するワンオフモデルは「自分たちの家族や出自を示す内容」を盛り込むことが多いように見受けられ(真珠の養殖で財を成した一族であればパールを用いるなど)、であれば同じように自身の身分・民族などを示すことが多いとされるクーフィーヤ(その意味ではタータンチェックとよくにている)を取り入れてもいいんじゃないかと思ったり。※白無地のものはガトラと呼ばれるようだ
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Azure(アズール)が提供する「ウェルビーイング」の極致
ベースとなるのは、ベントレーの中でも「快適性と幸福(ウェルビーイング)」に焦点を当てたアズール(Azure)仕様。
最新の2026年モデルでは、強力なハイブリッド・パワートレインが静粛性と力強さを両立させています。
【スペック】Bentley GTC Azure Mulliner Qatar Edition (2026モデルベース)
| 項目 | スペック詳細 |
| パワートレイン | 4.0L V8 ツインターボ + 電気モーター(PHEV) |
| システム最高出力 | 約 680 PS / 930 Nm |
| 0-100 km/h 加速 | 3.9 秒 |
| ルーフ構造 | 多層ファブリック製ソフトトップ |
| 特別装備 | 「デザート・サンド」外装、ホライゾン・エプロン刺繍 |
日中の砂漠の熱気を遮断する多層構造のソフトトップは、夕刻の涼やかな風とともにボタン一つで格納可能。
ペルシャ湾の潮風を感じながら、黄金色の景色に溶け込む体験は、このクルマだけに許された特権です。
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なぜ今「ローカライズ」されたベントレーが選ばれるのか?
「カタール・エディション」はその土地の光、風、そして空気感をマリナーの職人技で具現化する、究極のローカライズ(現地化)カスタム。
ベントレーのワンオフモデルは昔から「価値を失いやすい」存在としても知られますが、「いくらで売れるか」にこだわらず、自己満足だけを重視する真のコレクターのみが「One-of-one(世界に一台)」の称号を手にすることができるのかもしれません。
そしてこのコンチネンタルGTCアズールは、所有する喜び以上に、オーナーにとって、カタールの美しい夕日を永遠に保存するためのタイムカプセルのような価値を持っているのだとも考えられます。
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参照:Bentley















