
Image:Bugatti
| その価格は非公開ながらも30億円以上と言われている |
この記事の要約(30秒でわかる注目ポイント)
- 伝説へのオマージュ:ヴェイロン誕生20周年を記念し、生みの親フェルディナント・カール・ピエヒ(F.K.P.)氏に捧げる世界に1台のモデル
- 驚異のスペック:最高進化を遂げた8.0L W16エンジンを搭載。1600馬力、最高時速333km/h超という異次元のパフォーマンス
- 超豪華な内装:ダッシュボードには「オーデマ ピゲ」のロイヤル オーク トゥールビヨンが物理的に埋め込まれる驚愕のビスポーク
-
-
1600馬力の「新・ヴェイロン」降臨。ブガッティを再生させ神話の第二章を創った男、フェルディナント・ピエヒに捧ぐ「ブガッティ F.K.P. オマージュ」
Image:Bugartti | ブガッティのワンオフプログラム「ソリテール」第二弾は驚きの内容とともに登場 | 忙しい人のための「2分まとめ」 伝説の再定義: 20年前のヴェイロンの「後ろに重心を置 ...
続きを見る
ブガッティの新たな傑作「F.K.P. Hommage」がパリにてアンヴェール
2026年1月29日、パリで開催された「レトロモビル 2026」の特設ステージ「Ultimate Supercar Garage」にて、ブガッティが最新のワンオフモデル「F.K.P. Hommage(F.K.P. オマージュ)」の実車を世界初公開。
このモデルは、ブガッティの超限定プログラム「Programme Solitaire(プロブラム・ソリテール)」の第2弾として制作されたもので、かつてハイパーカーの定義を塗り替えた「ヴェイロン」の誕生20周年を祝い、その開発を指揮した故フェルディナント・カール・ピエヒ博士への敬意を込めて名付けられています。
Image:Bugatti
-
-
ブガッティ・ヴェイロンという“常識を超えた夢”を実現した人物──フェルディナント・ピエヒとは何者だったのか。けして限界を受け入れなかった男
| 2005年当時、「1,000馬力」はまだ空想上の産物でしかなかった時代にヴェイロンを市販 | 限界を受け入れなかった男、それがフェルディナント・ピエヒである 自動車の技術が大きく進歩する時代(ある ...
続きを見る
【スペック解説】過去と未来を繋ぐW16エンジンの集大成
「F.K.P. Hommage」は、懐古趣味的なクルマにとどまらず、シロンやミストラルで磨き上げられた最新のW16プラットフォームをベースとして、ヴェイロンのエッセンスを再解釈した「究極のハイパーGT」。
さらにはブガッティの歴史、フェルディナント・カール・ピエヒ博士への敬意を最新の手法を用いて再現しています。
その外観は「一見すると」ヴェイロンそのままのようにも見えますが、全体的なバランスが再調整され、グリルやテールランプのサイズが細かく調整されるなど、20年にわたる変化を反映した内容となっています。
その意味では、このFKPオマージュは「ヴェイロンの再解釈」というよりも、「ヴェイロンが20年にわたり進化し続けていたら(あるいはピエヒ氏が存命であればこういったクルマを作ったであろうという)」という仮想世界上の存在を具現化した一台だと捉えたほうがいいのかもしれません。
Image:Bugatti
主要スペック表
| 項目 | F.K.P. Hommage スペック詳細 |
| パワートレイン | 8.0L W16 クワッドターボエンジン |
| 最高出力 | 1,600 hp (ヴェイロン比 +600hp) |
| 最大トルク | 1,600 N・m |
| 0-100km/h加速 | 2.4秒 |
| 最高速度 | 333 km/h (制限値) / 最高ポテンシャルは400km/h超 |
| ボディ素材 | フルカーボンファイバー(Rouge Jubilé塗装) |
| 限定台数 | 世界限定 1台 |
Image:Bugatti
-
-
ブガッティ・ヴェイロン開発秘話がいま明かされる:「タイヤ開発だけで5年」など時速400km/hを実現するために必要だった“ありえない”挑戦とは
Image:Bugatti | 時速400km/hの壁を越えるという前人未到の挑戦 | 当時「時速400キロ、1,000馬力」は空想上の産物でしかなかった ブガッティ・ヴェイロンが自動車の歴史を塗り替 ...
続きを見る
デザインと内装:時計ファンも絶句する「動く芸術品」
外観:ヴェイロンのシルエットを現代へ
エクステリアはヴェイロン特有の「後ろに傾斜した重心」を維持しつつ、冷却性能を高めるために大型化されたエアインテークや、アルミの塊から削り出された3Dホースシューグリルを採用。
ボディカラー「Rouge Jubilé(ルージュ・ジュビレ)」は、初期のヴェイロンの赤を現代の多層塗装技術で進化させた深みのあるカラーです。
Image:Bugatti
内装:オーデマ ピゲが鎮座するダッシュボード
内装における最大の見どころは「オーナーの要望で実現した、オーデマ ピゲ ロイヤル オーク トゥールビヨン」との統合。
- 自転するウォッチ:車内に電気接続はなく、車の動きを利用して回転する「ゴンドラ」に時計が収められており、物理的な動きで自動巻きを行う仕組み
- 伝統技術の融合:ダッシュボードの金属面には、かつてのエットーレ・ブガッティのエンジンヘッドを彷彿とさせる「エンジンターン(うろこ模様)」仕上げが施される
Image:Bugatti
競合比較と市場での位置付け
ブガッティが展開する「Programme Solitaire(プログラム ソリテール)」は、年にわずか2台のみを制作するコーチビルドの頂点です。
パガーニの「グランド・コンプリカーティ」部門やフェラーリの「フオーリセリエ」とも競合しますが、ブガッティの強みは「1600馬力のW16エンジンという唯一無二の心臓部」と歴史的なストーリー性にあり、このクルマはもはや「移動手段」ではなく、「ブガッティの歴史の一部」と言えそうです。
-
-
【幻の最強ヴェイロン】かつて1,341馬力の「スーパーヴェイロン」計画が存在したことが明らかに。なぜブガッティはその計画を破棄したのか
Image:Bugatti | その理由は「さらに先に進むため、眼前の目標を撤回した | この記事のポイント 幻の最終進化系: ヴェイロンの生産終了直前、最高出力1,341hp(1メガワット)のフェイ ...
続きを見る
Image:Bugatti
-
-
【世界限定1台】ブガッティが「創業者の愛馬」に捧げた特別モデル「ブリュイヤール」公開。新たなコーチビルドプログラム「ソリテール」第一弾
Image:Bugatti | 新プログラム「ソリテール」から誕生した、唯一無二のクーペ「ブリュイヤール」 | 今後、ブガッティからは数々の「世界に一台」、唯一無二のハイパーカーが誕生しそうだ ブガッ ...
続きを見る
【新しい知識】ピエヒ博士が遺した「1001馬力の哲学」
今でこそ1000馬力超えの車は珍しくありませんが、20年前、ピエヒ博士が「1000馬力以上、最高時速400km/h以上、それでいてオペラ鑑賞に乗ってゆける洗練されたクルマ」という無理難題をエンジニアに課さなければ、現代のハイパーカー市場はそもそも存在しなかったかもしれません。
-
-
【ブガッティ・ヴェイロン誕生秘話】ピエヒのW18構想から始まった究極のハイパーカー開発の軌跡
Image:Bugatti | フェルディナント・ピエヒの夢から始まったブガッティ再生計画 | ブガッティが「ヴェイロン」開発秘話を公開 近代のブガッティからは「ヴェイロン」「シロン」「トゥールビヨン ...
続きを見る
「F.K.P. Hommage」の登場は、電動化へと舵を切るブガッティ(次期モデルはV16ハイブリッドの『トゥールビヨン』)が、内燃機関の王座を築いたW16時代に捧げる最高のフィナーレでもあり、その歴史的価値は計り知れないものであると推測されます。
Image:Bugatti
-
-
1台売るごとに6億円の赤字、経営陣を震え上がらせたブガッティ・ヴェイロン。発売から20年経ち、「狂気と情熱による最高の無駄遣い」として再評価される
| 「先駆者」と「二番煎じ」は同じ性能を持っていても”天と地ほど”その価値が異なる | リスクを冒してでも「一番手」となる意義は大きい 2005年に生産が始まったブガッティ・ヴェイロン。 登場から20 ...
続きを見る
結論:F.K.P. Hommageは究極の「夢の結晶」
ブガッティ「F.K.P. Hommage」は、過去の伝説をただなぞるのではなく、20年間の技術革新をすべて注ぎ込んだ、文字通りのマスターピースです。
その圧倒的なパワー、腕時計界の最高峰とのコラボレーション、そして唯一無二の存在感。
このクルマは、自動車が単なる機械を超え、人間の「情熱と野心」を具現化できることを改めて証明しています。
合わせて読みたい、ブガッティ関連投稿
-
-
ポルシェ創業者一族、フェルディナント・ピエヒ氏が亡くなる。アウディ・クワトロ、ブガッティ・シロンなどVWグループの「顔」をつくり続けた豪傑
| ここまで方針が明確で、推進力と権力を持った人物は他にいなかった | ポルシェ創業者一族にしてポルシェ創業者の孫、さらに前フォルクスワーゲン会長、フェルディナント・ピエヒが82歳にて亡くなった、との ...
続きを見る
-
-
ブガッティ・ヴェイロン誕生秘話:「シャシー5.0」が描いた“夢を現実に変えた”瞬間とは
Image:Bugatti | ブガッティは「ヴェイロン」にて誰もが想像すらしなかった領域に到達した | そのスタートは「一人の男の夢」である さて、ブガッティはここ数回にわたり「ヴェイロン誕生秘話」 ...
続きを見る
-
-
ブガッティ・ヴェイロンという“常識を超えた夢”を実現した人物──フェルディナント・ピエヒとは何者だったのか。けして限界を受け入れなかった男
| 2005年当時、「1,000馬力」はまだ空想上の産物でしかなかった時代にヴェイロンを市販 | 限界を受け入れなかった男、それがフェルディナント・ピエヒである 自動車の技術が大きく進歩する時代(ある ...
続きを見る
参照:Bugatti


















