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2026年1月「輸入車国内登録」ランキング。BYDが「前年比3.7倍」に爆増、ポルシェ、フェラーリといったスポーツカー勢も大幅に伸びる

フェラーリ

| 2026年はこれまでとは全く異なる「勢力図」となるのかもしれない |

【この記事の3点まとめ】

  • 輸入車市場に「BYD」の激震: 登録台数が前年比約3.7倍と驚異の成長、ヒョンデも伸びて「EVが成長」フェーズに
  • ドイツ3強の明暗: メルセデスが首位を死守するも、VWは前年比約6割、アウディも8割台と苦戦
  • 超高価格帯の登録が伸びる:フェラーリやロールス・ロイス、ベントレー、アルピナなどの超高級車も急伸
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2026年、自動車市場は「新旧交代」のフェーズへ。意外やEVが売れ始める

日本自動車輸入組合による2026年1月の国内輸入車登録状況が公開。

今回の集計を見て驚かされるのはメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、BMW、アウディといった「4強」が大きく前年割れを記録しているという現状で、とくに「ノルマに厳しく、何があっても前年比をクリア、あるいは近い数字を守ってきた」メルセデス・ベンツが2桁減を記録している事実。

その一方でポルシェは前年比123%を記録し台数でもアウディに「あと一歩」にまで迫り、台数ベースでは上位には届かないもののフェラーリが前年比164%、ベントレーが163%、ロールス・ロイスが154%といった「脅威の伸び」を記録することに。

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さらにはBYDが371%、ヒョンデが173%をマークするなどEV勢の勢いが感じられ、2026年の幕開けは「EVシフトの加速」と「ブランド力による二極化」が鮮明になったのだとも考えられます。

参考までに、テスラは組合に入っていないので台数が公表されていませんが、「その他」として分類されている1,000台超かテスラだとすれば、トータルではかなりのEVが売れているということになり、日本もようやく「EVが売れるようになった」のかもしれません(国産車だと、トヨタbZ4Xが1,600台超を販売するなど、やはりEVは好調だと捉えてえいい)。

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2026年1月 外車新車登録台数ランキング(ブランド別)

まずは、最新の輸入車登録台数データをランキング形式で見てみましょう。

順位ブランド名当月台数 (台)前年比 (%)
1Mercedes-Benz3,03187.4
2VW1,52858.6
3BMW1,38383.5
4Audi1,06881.6
5Porsche976123.7
6BMW MINI84993.1
7Volvo653104.5
8Land Rover40652.0
9Peugeot344103.0
10Jeep31152.9
11Renault19384.6
12BYD156371.4
13Citroen13274.6
14Alfa Romeo128191.0
15Ferrari110164.2
16Fiat10848.6
17Hyundai71173.2
18BMW Alpina56622.2
19Rolls Royce51154.5
20Lamborghini3879.2
21Maserati35100.0
22Aston Martin31119.2
23Chevrolet31172.2
24ABARTH2019.4
25McLaren1967.9
26Bentley18163.6
27Cadillac1445.2
28Ford13162.5
29DS1230.8
30Lotus824.2
31Dodge4133.3
合計-12,88987.7
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考察:輸入車市場の「下剋上」とBYDの猛追

今回のランキングで最も注目すべきはBYDの驚異的な伸び率です。

前年の42台から156台へと急伸し、前年比371.4%という数字を叩き出しており、この数字は中国の他ブランドの日本市場への参入意欲を高める材料となるのかもしれません。

  • BYDとヒョンデの躍進: ヒョンデも173.2%と大幅増。日本市場において「アジア圏EV」が完全に市民権を得始めたことを示唆している
  • VWの歴史的苦戦: かつて輸入車トップを争ったフォルクスワーゲン(VW)は前年比58.6%と大幅減。EVモデルの投入が遅く、一方で既存エンジン車への需要減退のギャップが課題となっている可能性がある
  • 超高級車・趣味車の人気: BMW アルピナ(622.2%)やフェラーリ(164.2%)、ロールスロイス(154.5%)など、高価格帯のブランドが軒並み前年を上回る。富裕層の購買意欲は、景気動向に関わらず極めて堅調

なお、アルピナはBMWへと移管される前の「駆け込み」による増加が要因かもしれず、ランボルギーニが前年比79.2%と「パっとしなかった」のはウラカンの生産が終了し、しかし後継モデルであるテメラリオが国内に入る前という「谷間であった」からだとも考えられます。

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結論:2026年は「ブランド再編」の1年に

2026年1月のデータが示すのは、これまでの「当たり前」が通用しない市場の変化。

すでにBYDはアルファロメオを抜いてルノーに迫り、このペースだとヒョンデがフィアットを抜くのも時間の問題。

そして豊富なエレクトリックモデルを揃えるポルシェが販売を伸ばして「4強」入りする可能性、さらにミニもポジションを上げてベスト5に入る可能性もあり、2026年は大きく各ブランドのポジションが入れ替わる年として記憶されることとなりそうです。

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参照:日本自動車輸入組合

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