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【前代未聞】クルマの上に大量の猫さん。中国メーカーOmodaの奇抜すぎる「新型SUVの性能を知らしめるプロモーション」が話題に【動画】

【前代未聞】クルマの上に大量の猫さん。中国メーカーOmodaの奇抜すぎる「新型SUVの性能を知らしめるプロモーション」が話題に【動画】

| 国際キャットデー(世界猫の日)にも猫を使用した各社のプロモーションが見られたが |

さすがに今回の「物量作戦」には驚かされる

「新型車の静粛性を証明するために、大量の猫を使う」。

そんな嘘のようなプロモーションがイギリスで実施されたとして話題となっており、中国・奇瑞汽車(Chery)傘下のブランド「Omoda(オモダ)」が放つ新型クロスオーバー「Omoda 7」の機能を説明する動画の世界観が「独特すぎる」として話題に。

従来の走行シーンを重視したCMとは一線を画す、その内容を見てみましょう。

この記事の要約

  • 猫で静粛性を証明: 大量の猫を車体に乗せ、車内への「ゴロゴロ音」遮断をアピール
  • ファッション界との融合: ケイト・モスにそっくりなモデルを起用し「モデルは車の方だ」と宣言
  • 驚異の航続距離: PHEVモデルは1回の給油・充電で約1,126kmの走行が可能
  • 圧倒的コスパ: 充実の装備ながら約570万円(£29,915〜)からという戦略的価格
OMODA (3)

なぜ「モフモフの猫」がプロモーションに?

新型SUV「Omoda 7」の英国上陸にあたり、メーカーが選んだのは「猫、花、雪、雨」という、およそ自動車の発表会とは思えない要素です。

特に注目を集めたのが遮音ガラスの性能を示すための動画であり、数十匹のふわふわした猫さんを車体に乗せ、外で猫さんたちが喉を鳴らす(ゴロゴロ音)中でも、車内では完璧な静寂が保たれることをアピールしているわけですね。

正直なところ、「標準的なガラスでも猫さんのゴロゴロ音は消せる」わけですが、その圧倒的な「可愛さ」と「インパクト」がSNSを中心に大きな話題を呼んでいます。

OMODA (2)

Omoda 7 の特徴:デザイン・スペック・装備

項目PHEV(プラグインハイブリッド)ICE(ガソリン車)
パワートレイン1.5L エンジン + 18.3kWh バッテリー1.6L ガソリンエンジン
最高出力201 hp145 hp
最大トルク365 Nm275 Nm
0-100km/h 加速8.4秒
航続距離約1,126 km
英国価格(目安)約610万円 (£32,000〜)約570万円 (£29,915〜)
※1ポンド=190円換算
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演出だけではない、充実のインテリア

「スーパーモデルのような車」を自称するだけあり、内装も最新トレンドを押さえており・・・。

  • 巨大ディスプレイ: 15.6インチのセンターインフォテインメントと10.25インチのデジタルメーターを搭載
  • 五感を刺激する機能: 3種類の車内フレグランスオプションをアピールするため、数千本の花を車体に降り注ぐ演出も行われる

競合比較と市場での位置付け

Omodaブランドそのものは、英国市場で「Temu版レンジローバー(安価だが高機能な中華製品)」と評されるほど、急速にシェアを伸ばしています。

  • vs 欧州SUV勢: デザインの奇抜さと先進装備の多さで若年層をターゲットに。同価格帯の欧州車よりも一段上のサイズとパワーを提供
  • マーケティング戦略: ロンドン・ファッションウィークでのデビューや、ケイト・モスのそっくりさん(デニース・オーノナ)の起用など、既存のクルマ好き以外(ファッション・ライフスタイル層)へのアプローチが鮮明
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結論:中国ブランドは「売り方」もアップデートしている

かつての「安かろう悪かろう」というイメージを払拭するため、中国メーカーは今、圧倒的なスペックに加えて「記憶に残るストーリー性」を重視しています。

「猫を使って静かさを証明する」という突飛なアイデアは、スペック表だけでは届かない一般層の心に、ブランド名を刻み込むことに成功したのかもしれません。

なお、中国企業は「売り方」についても独特な戦略を採用していて、日本でもアマゾンを中心に「圧倒的なレビュー数」によって露出を獲得したり、実際に購入した製品の(主に電子機器に多いが)過剰なまでの梱包といった一面も。

そして英国市場においては、上述のようなプロモーション、そし航続距離1,000km超えという実力も相まって、Omoda 7は無視できない存在になりつつあるようですね。

参考:中国ブランド「奇瑞(Chery)」の正体

今回「Omoda」を展開しているのは、中国の巨大メーカー奇瑞汽車(Chery Automobile)。 実は同社、中国国内よりも海外輸出に非常に強く、アジア・中東・南米・そして今回の欧州へと、まるでスマートフォンの「Xiaomi」や「OPPO」のように、グローバルなブランディングを得意としています。

彼らが狙っているのは「移動手段」としてのクルマではなく、iPhoneのように「所有すること自体がライフスタイルになる」ポジションだとされ、そういった狙いもあって今回のようなプロモーションを展開する運びとなっています。

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参照:OMODA

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