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ちょっと微妙だな・・・。007俳優、ダニエル・クレイグがBYD傘下のDENZAとパートナー契約締結、アストンマーティンはどうするんだろうな

BYD傘下のブランド、DENZA(デンザ)とのパートナーシップ契約を締結したダニエル・クレイグ

Image:BYD

| 中国は「英国」を強く好む傾向にはあるが |

それでもこのパートナーシップ契約は非常に意外である

さて、中国BYD傘下のブランド、「DENZA(デンザ、デンツァ)」が英国人俳優、ダニエル・クレイグとのパートナーシップ契約を締結したと正式発表。

すでにSNSはじめ一部にダニエル・クレイグが登場していますが、いずれの画像も「いまひとつ乗り気でなさそう」な無表情がなんとも興味を引くところです。

ダニエル・クレイグというえば「アストンマーティン」であるが

なお、ダニエル・クレイグというえば007つまりジェームズ・ボンドとしても知られており、そのつながりでアストンマーティンとも強くリンクしたイメージを持っています。

そのダニエル・クレイグが「中国のブランドのアンバサダーに就任する」というのは非常に意外ではありますが、これには2つの側面があるものと考えられ、まずひとつは「対中国国内」。

中国はアメリカを仮想敵国の一つとしてみなしているのでアメリカ文化を許容しない(政府を主導とした)風潮があり、その反動なのか英国文化を好む傾向があるもよう(現地ブランドでも、英国のデザインや伝統を模したものが少なくはない)。

そして過去には中国でリブートしたサリーンがジェイソン・ステイサムを大々的にフィーチャーしたイベントを展開していたことからも、やはり英国人俳優に対しては強い関心を持つ企業・人々が多いのだと考えられ、今回のダニエル・クレイグの起用もそういった例に倣ったものだとも考えられます。

欧州市場に対するアピールという側面も考えられる

そしてもうひとつは「対欧州」。

現在中国の自動車メーカーは海外市場に活路を見出しており、そして欧州は非常に重要な市場として認識されています。

ただ、欧州市場を攻略するには「価格」のみでは不十分で、もちろん「価格の安さ」のみで中国車を選ぶ層も存在するものの、それだけでは中国国内同様に不毛な価格競争に陥る可能性があり、よって確固たるポジションを構築し、安定した利益を確保できる基盤づくりが望まれます。

しかしながら「幅広い人々に販売しよう」となった際に課題となるのが「中国」というイメージで、これを嫌って中国車を買わない人も相当数存在するとされているわけですね。

この環境下において、「中国車なのに欧州市場に受け容れられている存在」もあり、それが「MG」。

香港を走る中国製MG車(ホワイト)

もともとはイギリスのブランドではありますが、「現在は中国企業」であり、本社、経営体制、生産すべてが中国となっていて、それでも欧州市場では非常に強い競争力を持っていることが度々報じられているのは記憶に新しいところ。

【歴史的快挙】MGが欧州・英国で累計100万台を突破した「初の中国ブランド」に。そう、MGは現在中国の会社である
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その理由はひとえに「MG」という親しんだ名称が「中国というイメージ」を隠しているからだと言われていて、つまり「MGというブランドの信用が、中国の持つネガティブイメージを上回る」ということであり、よって中国の自動車メーカーが欧州市場で真の成功を収めようとするならば、MGのような伝統的な欧州の自動車ブランドを買収し、そのバッジをつけて売るしかない、とも言われています。

香港を走る中国製MG車(ホワイト、リア)
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DENZAとは?

BYDの「DENZA(デンザ)」は、ひとことで言うとBYDが展開する高級EVブランドで、普通のBYD車よりワンランク上の「プレミアム路線」を担っており・・・。

  • 中国の自動車メーカー BYD が展開する高級ブランド
  • 主に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHEV)を販売
  • コンセプトは「ラグジュアリー × 最先端テクノロジー」

イメージ的には「BYD=トヨタ」「DENZA=レクサス」みたいな関係だと捉えるとわかりやすいかもしれません。

BYDの高級ブランド、DENZA(デンザ)Z9 GTのフロントサイド


DENZAの成り立ち(実はメルセデス・ベンツとの共同開発からはじまる)

なお、このDENZAは2010年にBYDメルセデス・ベンツとの合弁としてスタートしており、2024年にメルセデス・ベンツが完全撤退することでBYDの100%子会社に。

つまり「ドイツの高級車ノウハウ × 中国EV技術」から生まれたブランドでだと考えてよく、現在では以下のラインアップを展開しています(地域による)。

  • D9:高級ミニバン(アルファード系のライバル)
  • N7 / N9:SUV
  • Z9 / Z9 GT:高級セダン・スポーツ系
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DENZAの特徴(ここが強い)

① EV技術がかなり先進的

  • BYDのバッテリー技術(Blade Batteryなど)
  • 超高速充電・長距離航続
    → 一部モデルは1000km超航続(中国基準)も登場

② 高級感+テクノロジー重視

  • 大型ディスプレイ
  • 自動運転支援
  • 高級オーディオなど

③ グローバル展開が急加速

  • 東南アジア → 欧州へ進出中
  • BMWやメルセデス・ベンツの競合として位置づけられている
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DENZAまとめ

つまり、DENZAはこんなブランドというわけですが、それでもダニエル・クレイグとのパートナーシップを「微妙」と捉えるファンは少なくないはずで、「アストンマーティンはどういった対応を取るんだろうな」と思ったり。

  • BYDの高級EV部門
  • 元はメルセデスとの合弁
  • 「テクノロジー重視のラグジュアリーカー」
  • 今後は世界市場で拡大中

なお、アストンマーティンそのものも中国との距離を詰めているものの、その提携先はBYDのライバルでもある吉利汽車なので、今回の「ダニエル・クレイグとBYD」という一件は自体をいっそうややこしくするのかもしれません。

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参照:BYD

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