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また1台、中国からカッコいいEVスポーツが登場。Lynk & Co(リンク・アンド・コー)「タイム・トゥ・シャイン」はポルシェ911を脅かす存在となるか

Lynk & Co(リンク・アンド・個ー)が北京にて発表したスポーツEV「タイム・トゥ・シャイン」のエクステリア〜フロントサイド

Image:Lynk & Co

| 「ボタン一つで全長が10センチ伸びて」空力性能を最適化 |

中国市場にてスポーツカーは独自の進化を遂げることに

吉利汽車(Geely)傘下のプレミアムブランド、「Lynk & Co」がブランド誕生10周年を記念して”驚愕のギミックを搭載したEVスーパーカーコンセプト”、「Time to Shine GT」を北京モーターショー2026にて初公開。

フェラーリのフロントエンジンモデル、そしてアストンマーティンをも連想させる筋肉質なプロポーションに加え、ポルシェ911を射程に捉えたパフォーマンスを持つと表現されており、中国メーカーの勢いを象徴する一台として捉えられています。

この記事の要約

  • 可変ボディ機構: ボタン操作で前後バンパーが伸長し、全長が100mm伸びて空力性能を最適化
  • 驚異の加速性能: 後輪駆動のEVセットアップ、0-100km/h加速はわずか2.0秒
  • デザインの融合: フェラーリやアストンマーティンのような優雅なプロポーションと最新EV技術の融合
  • 市販化の可能性: ファンのフィードバック次第でポルシェ911やBYDのDenza Zに対抗する量産モデルとして市販される可能性
Lynk & Co(リンク・アンド・個ー)が北京にて発表したスポーツEV「タイム・トゥ・シャイン」のエクステリア〜リアサイド

Image:Lynk & Co

ロータスの親会社、中国・吉利汽車が自社ブランド「Zeekr(ジーカー)とLynk & Co(リンクアンドコー)を経営統合する」と発表。今後両者は共同にて展開を図ることに
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物理的に「伸びる」ボディ。空力を支配するシェイプシフティング

このコンセプトカー最大の見どころは状況に応じて車の形状が変わる「シェイプシフティング」機能であり、センターコンソールのボタンを押すと以下の変化が同時に起こることで「空力性能を最適化」。

  • 全長伸長: 前後のバンパーがせり出し、全長が100mm伸びてダウンフォースを強化
  • ウィング昇降: 大型リアウィングが上昇
  • ローダウン: 車高がさらに15mm下がり、路面に張り付くスタンスへ
  • 集中モード: 車内のデジタルディスプレイが格納され、ドライバーが運転に集中できる環境を創出
Lynk & Co(リンク・アンド・個ー)が北京にて発表したスポーツEV「タイム・トゥ・シャイン」のエクステリア〜サイド

Lynk & Co

なお、リンク・アンド・コーは2017年に設立された、吉利汽車(ジーリー)の「デザインオリエンテッドな」ブランドですが、2024年にはジーリーの高級NEVブランド、「Zeekr(ジーカー)」と経営統合がなされて現在に至ります。

中国ブランドでは「もっとも早い時期に」(模倣ではない)独自性を持つデザインを押し出してきたブランドであるとも認識しており、ジーカーとの統合によってさらにそのデザイン性に磨きをかけたと考えていいのかもしれません。

中国Lynk&Co(リンクアンドコー)よりオシャレで使い勝手の良い「02」登場、このデザインとこの機能でお値段300万円。どうりで中国では外国の自動車メーカーのクルマが売れないわけである
中国Lynk&Co(リンクアンドコー)よりオシャレで使い勝手の良い「02」登場、このデザインとこの機能でお値段300万円。どうりで中国では外国の自動車メーカーのクルマが売れないわけである

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0-100km/h加速2.0秒。モータースポーツの血統

これまでSUVやセダンで着実に実績を積んできたLynk & Coではありますが、その裏にはTCR(世界ツーリングカーシリーズ)での輝かしい勝利というモータースポーツにおけるDNAも存在し、「Time to Shine(タイム・トゥ・シャイン) GT」はその勝利の歴史を、同ブランドが誇る高いデザイン技術によって具現化させることに成功した「モータースポーツでの歴史を内に宿した」一台。

Lynk & Co(リンク・アンド・個ー)が北京にて発表したスポーツEV「タイム・トゥ・シャイン」のエクステリア〜リアビュー

Lynk & Co

リア2輪駆動というピュアなレイアウトにこだわりつつもスーパーカーを超え「ハイパーカーの聖域」でもある「0-100km/h=2.0秒」という異次元の加速レベルへと到達しており、さらにはAIによって駆動される「デジタル・シャシー」を採用することでサーキット走行に特化した緻密な制御を行うとしています(ただし現時点では詳細は公開されていない)。

内装:ミニマリズムとフューチャリスティックの融合

2+2シートのキャビンはホワイトレザーとカーボンファイバーで構成され・・・。

  • 5つのスクリーン: インストルメントパネルに2つ、センターコンソールに3つの画面を配置
  • 物理スイッチの維持: すべてをタッチパネルにせず、重要な操作系には物理ボタンを残すことでスポーツカーらしい操作性を確保
Lynk & Co(リンク・アンド・個ー)が北京にて発表したスポーツEV「タイム・トゥ・シャイン」のインテリア

Lynk & Co

競合比較:Lynk & Co GT vs ライバルたち

現時点ではこの「タイム・トゥ・シャイン」がコンセプトカーにとどまり、市販されるかどうかは「消費者の声次第」だとされていますが、もし量産化されれば以下のような強力なライバルたちと火花を散らすことになるであろうと推測されています。

比較項目Lynk & Co GT Conceptポルシェ 911 (992型)Denza Z (BYD)
全長4,780 mm (+100mm可変)約 4,519 mm約 5,000 mm 級
0-100km/h2.0 秒2.7 ~ 4 秒台3 秒以下
パワートレーンフルEV (RWD)ガソリン/HV (RR/4WD)フルEV (3モーター4WD)
特徴可変ボディ、AIシャシー伝統のハンドリング1,000馬力、超低価格
Lynk & Co(リンク・アンド・個ー)が北京にて発表したスポーツEV「タイム・トゥ・シャイン」のインテリア(ダッシュボード)

Lynk & Co

結論:ポルシェ 911への「中国からの回答」となるか

吉利グループは、傘下にボルボやロータス、ポールスターを抱えており、この観点から見るとスポーツカー開発のノウハウは十分に蓄積されている、とも考えられます。

加えてTCRでの実績もあってサーキット攻略のノウハウも十分に蓄積されているはずであり「今回の北京での反響次第では」そう遠くない未来、ニュルブルクリンクのコース上でポルシェを追い回す「変形するGTカー」の姿が見られるのかもしれません。

なお、ポルシェは「カイエン」「マカン」「タイカン」を徹底的に中国勢からマークされてしまい、その結果として競争力を失ってしまっていますが、最近になってようやく「自身の強みを正しく認識し」スポーツ路線を押し出そうとしたところではあるものの、今度はポルシェの本丸である「スポーツカー」セグメントへと(ポルシェ911を狙い撃ちした)EVがなだれ込むこととなり、一難去ってまた一難という感じでもありますね。

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しかし、Lynk & Coが今回あえてRWD(後輪駆動)を強調したのは「操る楽しさ」を重視するスポーツカーファンへのアピールでもあり、フロントにモーターを置かないことで「より鋭いハンドリング」、そしてリアタイヤを滑らせるようなエモーショナルな走りを追求するという、同ブランドの「走り」へのこだわりが示されているわけですね。

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参照:Lynk & Co(Weibo)

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