
| さらにはエネルギー密度450Wh/kg超のソリッドステートバッテリー(全個体電池)搭載 |
これが実現できれば「とんでもない」ことではあるが
ロボット掃除機やドライヤーで知られる中国の家電メーカー「Dreame(ドリーミー)」。
今回、サンフランシスコにて自動車業界の常識を遥かに超える驚愕のコンセプトカーを発表し、その名も「Nebula NEXT 01 JET Edition」と命名されたハイパーカー。※北京モーターショー(オートチャイナ)ではなく自社開催のイベント、しかも米国での発表である
なんとリアに「ロケットブースター」を装備し、静止状態から時速100kmまでわずか0.9秒で到達するという、物理法則に挑戦するかのようなスペックを掲げています(テスラ・ロードスターに用意されるオプションと考え方はよく似ているが、原理は異なるようだ)。
記事の要約
- ロケットアシスト: 双発の固体燃料ロケットを搭載して0-100km/h加速「0.9秒」を主張
- 次世代バッテリー: エネルギー密度450Wh/kg超の「全固体電池」を採用し市販化も間近
- 超高性能LiDAR: 600m先まで検知可能な最新ユニットを搭載することで高度な自動運転を目指す
- 走るスマートホーム: 車内から自宅の掃除ロボットや家電を操作できるAIアシスト機能を完備

掃除機の次は「ロケット」?加速0.9秒の衝撃
もともとこのネビュラは今年1月にロサンゼルスで開催されたイベント」で初披露されており、今回は新たにロケットブースターを装備してドリーミーの新製品群ローンチイベント「DREAME NEXT」で公開されることとなっていますが、ドリーミーによれば「2027年発売予定の電動セダン”Nebula Next 01X”をベースにした、技術の限界を探るコンセプトカー」。
最大の特徴は、車体後部に鎮座するカスタム・デュアル固体燃料ロケットブースターで・・・。
- 反応速度: わずか150ミリ秒で起動
- 推力: 最大100kN(キロニュートン)を発生
- パフォーマンス: ロケットの力で、これまでのハイパーカーが数秒かかっていた領域を「0.9秒」という瞬きする間に突破
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ロケットだけじゃない「最新技術」
「ネタ」のような見た目に反して、搭載されている技術は極めてシリアスでもあり、このネビュラ ネクスト 01 ジェットエディションにはドリーミーが過去10年間で培ったモーター技術、AI、ロボティクスの知見が凝縮されていて・・・。
1. 全固体電池の採用
エネルギー密度450Wh/kgを超える全固体電池(ソリッドステートバッテリー)を搭載しており、Dreameによれば、これは「量産準備が整いつつある」技術であり、将来の市販モデルへの搭載も現実味を帯びている、とのこと。
2. 600m先を見通す「神の目」
新型LiDARユニット「DHX1」は、最大600m離れた物体を検知可能だといい、従来のLiDARが「大まかな輪郭」を捉えるのに対してドリーミーの技術では物体の詳細まで鮮明に把握できるとしており、L3(レベル3)以上の自動運転を見据えています。

3. ステア・バイ・ワイヤ
物理的な接続を持たない「ステア・バイ・ワイヤ」および「ブレーキ・バイ・ワイヤ」を採用し、これによってロケット加速時でも精密な制御が可能になる、とのこと。
室内は「お掃除ロボット」の指令センター
家電メーカーならではのユニークな機能が「車内のAIアシスタント」で、このクルマは移動手段としてだけではなく「移動するスマートホーム・ハブ」として機能するもよう。
具体的には 車内から自宅のロボット掃除機や窓拭きロボット、キッチン家電を遠隔操作でき、帰宅に合わせて自宅を完璧な状態に整えることが可能だと説明されています。
Steam. Hot water. Foam. Three forces. One glide.
— Dreame Global (@DreameGlobal) April 27, 2026
All messes answered.
Join us at the DREAME NEXT on April 28, 2026,
at the Palace of Fine Arts, San Francisco. @Dreame_USA @zmvk6 #Dreame #DreameNext #AeroUltraSteam #NextGenClean pic.twitter.com/IegLjKtL8M
結論:家電メーカーが描く「SFの現実化」
「ロボット掃除機メーカーがハイパーカー、そしてロケット?」と笑うのはまだ早いかもしれません。
ドリーミーが示したのは既存の自動車メーカーにはない「家電的な発想」と「圧倒的な技術スピード」の融合で、0.9秒のロケット加速はコンセプトモデルのみの装備にとどまるとしても、このネビュラ ネクストの開発段階にて培われた全固体電池や高性能LiDARの技術は数年以内にぼくらの生活を変えるクルマに搭載される可能性も考えられます。
そう考えるならば、「掃除機ブランドの車」が、フェラーリやポルシェをバックミラーに映す日はそう遠くないのかもしれません。
なぜ「掃除機メーカー」がEVを作れるのか?
ドリーミーのようなハイテク家電メーカーにとって、EV開発は実は「得意分野の延長」で、既存自動車メーカーが「EVをガソリン車の先にある存在」と考えているのとは対象的に、ドリーミーは「EVは家電の延長」であり、とんでもなく速いロボット掃除機だと捉えているわけですね。
- 高速デジタルモーター: 掃除機の心源部である超高速モーターの回転制御技術は、EVのモーター制御に転用可能
- センサーとアルゴリズム: ロボット掃除機が部屋の形を認識する空間把握技術(SLAM)は、自動運転の基礎技術と密接に関係しており、つまり彼らにとっての自動車とは「人間を乗せて走る巨大なロボット」に過ぎない
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参照:Dreame











