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いったんその灯火は消えてしまったが。アルファロメオ「新型ブレラ」のレンダリングが登場、16年の沈黙を破る現代的再解釈がカッコいい

新型アルファロメオ ブレラのレンダリング(フロント)

Image:memola_luigi

| アルファロメオのスポーツカーは今なお非常に高い人気を誇っている |

しかし実際にアルファロメオのスポーツカーが「復活」するのはまだまだ先になりそうだ

  • 伝説の復活: 2010年に生産終了したイタリアンクーペの傑作「ブレラ」を現代のデザイン言語で再定義
  • デザインの魔術: 原型の美しさを残しつつ、ワイド&ローなプロポーションでスーパーカー並みの威風を放つ
  • フラッグシップの予感: 33ストラダーレの下に位置する、現実的な「究極のアルファ」としての可能性
  • 噂の真相: マセラティ・グラントゥーリズモのシャシーを流用した「アルファ版」登場の期待感

アルファロメオ・ブレラが今、蘇る?忘れ去られた名車への愛が形に

アルファロメオは今、ブランドの再建という大きな岐路に立っていますが、アルファロメオが「世界で最も美しい車」を描く才能を失っていないこともまた誰もが認める事実です。

そしてその象徴とも言えるのが、2005年から2010年まで生産されたクーペ/スパイダー「ブレラ」であり、生産終了から16年、多くの人が忘れかけていたこの名車を、デザイナーのメモラ・ルイジ(Memola Luigi)氏が現代のフラッグシップスポーツとして再構築したのが今回紹介する作品で、公開されたレンダリングは「もし今アルファが本気でスポーツクーペを作ったら・・・」というファンの夢を完璧に具現化しているかのようですね。

新型アルファロメオ ブレラのレンダリング(リア)

memola_luigi

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ちなみにですが、実際に発売されていたブレラ(2005年~2010年)はジウジアーロによるデザインであり、同時期(2003年~2010年)に発売されていたGTはベルトーネによるもので、そしていずれも「2ドアクーペ(正確に言うならばブレラは3ドアハッチバック)」。

この時代はボクにとってアルファロメオが「もっともアルファロメオらしかった」と感じる時期でもあり、そして「GT」のほうはぼくがもっともドライバビリティに優れると感じたアルファロメオです(残念ながらブレラのステアリングホイールを握ったことはない)。


獰猛かつ優雅。現代版ブレラが放つ圧倒的な存在感

今回公開されたのレンダリングは、オリジナルのブレラが持っていた独特のシルエットを継承しつつも「筋肉質なエレガンス」を纏っており・・・。

伝統と革新が融合したディテール

  • フロントマスク: アルファ伝統の「3連ヘッドライト」を現代風にアレンジした6つの円形ライト。カーボン製スプリッターと大型インテークがかつてのブレラにはなかった「攻撃性」を強調
  • ワイド&ローの極致: 車高を極限まで下げトレッドを拡大。ゴールドのサークルスポークホイールとカーボンサイドスカートが「33ストラダーレ」にも通じるパフォーマンスを予感させる
  • F1譲りのリアビュー: 小さな三角形のリアウィンドウやディフューザー、そしてF1マシンを彷彿とさせるセンターブレーキライトが走りの本気度を物語っている

新型ブレラ(予想)の注目スペック・特徴

項目特徴・詳細
デザインベース2000年代の「ブレラ」を現代的に再定義
エクステリアワイドボディ、カーボンエアロパーツ、6連円形ライト
インスピレーションアルファロメオ 33ストラダーレ / アストンマーティン ヴァンテージ
期待される心臓部550馬力超の直列6気筒、またはV6ツインターボ
足回り伝統の円形モチーフを採用した大径ゴールドホイール

実現の可能性は?マセラティとの共有プラットフォームに期待

この”新型ブレラ”が「ただのレンダリングで終わるのか?」という問いに対し、(わずかながらも)希望の光は残されています。

現在、ステランティス・グループ内でのプラットフォーム共有が進んでおり、昨年から「マセラティ・グラントゥーリズモ」のアーキテクチャをベースにしたアルファロメオの限定モデルが登場するという噂が絶えずささやかれており、もしこれが実現すれば、強力な内燃機関を積んだアルファ版スーパーツアラー / スポーツカーが誕生する可能性も。

アルファロメオ・トナーレのフロント
アルファロメオ、スポーツカー復活はいつ?33ストラダーレとSUVの狭間で揺れるブランドの行方。「SUVが売れないとスポーツカーの夢を見ることも許されない」

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ただ、現在のアルファロメオは「当座の資金を稼ぐため」SUVへと集中せねばならないという問題もあり、スポーツカーが登場するまでには「しばし時間を」要することになるのかもしれません。

アルファロメオ
新体制となったアルファロメオは「スポーツカーを作りたい」。しかしその前に「まず乗り越えなければならない課題があり、それは信頼性です」

| ただしこの信頼性とは、製品の品質のみではなく「ブランドとしての安定性」をも指している | やはりユーザーにとっては「安心し、継続してそのブランドのクルマを購入できる」環境が必要である さて、アルフ ...

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結論:アルファロメオに今こそ必要なのは「情熱の象徴」

ブレラは当時、その美しさとは裏腹に、車重の重さやハンドリングの課題から「真のスポーツカー」としての評価が分かれたクルマ。

しかし、最新の軽量化技術と強力なパワートレイン、そしてこの圧倒的なデザインが組み合わさるとなれば、「向かうところ敵なし」の一台になる可能性が非常に高く、「美しさはすべてに勝る」――このイタリアンブランドの信念を新型ブレラが証明してくれる日を願わずにはいられない、といったところでもありますね。


知っておきたい「ブレラ」の豆知識

オリジナルのブレラは上述のとおり巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ(イタルデザイン)によって手掛けられ、もともとは2002年のジュネーブモーターショーでコンセプトカーとして発表され、そのあまりの美しさに市販化の声が殺到したために市販に移されたという経緯を持つクルマ。

現代版のレンダリングがこれほど注目を集めるのもまた、ブレラのデザインが「時代を超越した資質」を持っているからに他ならないのかもしれませんね。

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参照:memola_luigi

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