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マッドマックスに出てきそう。レズヴァニがランボルギーニ・ウラカンをベースとしたオフローダー「デューン(Dune)」を発表。V10+スーパチャージャーにて800馬力へ

レズヴァニ(Rezvani)デューンの走行風景(砂漠、ジャンプ)

Image:Rezvani

| ランボルギーニ・ウラカン・ステラートすら「生ぬるく」感じる世紀末的ルックスにてテイクオフ |

この金額をためらわず支払える人にとっては「悪くない」選択である

オフロードを走破できるスーパーカーという概念が2022年のランボルギーニ「ウラカン・ステラート」やポルシェ「911ダカール」の登場によって一気に世界的なトレンドとなったのは御存知の通りかと思います。

しかし過激なカスタム車の製作で知られるアメリカのレズヴァニ・モータース(Rezvani Motors)にとって、それらの市販モデルはまだ「おとなしすぎる」ものであったのだと考えられ、今回発表された「Dune(デューン)」は、ランボルギーニ・ウラカンをベースにとし、その原形をとどめないほど包括的なリビルドが施された超限定オフロードスーパーカー。

荒野や砂丘を高速で駆け抜けるためだけに誕生したその姿は、既存のオフロードSUVに飽きた大富豪たちへ強烈なインパクトを与えることは間違いなく、ここでその詳細を見てみましょう。

レズヴァニ(Rezvani)デューンの走行風景(砂漠)

Image:Rezvani

この記事の要点(30秒でわかるサマリー)

  • 世界限定わずか7台のモンスター登場:カリフォルニアのレズヴァニ・モータースが、ウラカンをベースにした究極のオフロードスーパーカー「Dune(デューン)」を発表。
  • 800馬力に強化されたスーパーチャージドV10:ミッドシップに搭載される5.2L V10エンジンにスーパーチャージャーを追加し、ウラカン・ステラートを約200馬力上回る圧倒的なハイパワーを獲得。
  • 地上高を計6インチ(約15cm)リフトアップ:フルカーボン製ワイドボディを纏い、4.5インチの専用サスペンションリフトと31インチの大径オールテレーンタイヤで異次元の悪路走破性を実現。
  • 911ダカールやステラートを凌駕する存在感:映画『マッドマックス』を彷彿とさせる過激なスタイリングと、1,500ドルの預託金でオーダー可能な超限定のビスポークモデル。

ランボルギーニ「ウラカン」が野獣へと変貌することに

「デューン」の最大の魅力は、市販のスーパーカーでは決して真似できない過酷なオフロード走行に耐えうる本格的なメカニズム、そして贅沢なカーボンファイバーボディの組み合わせにあり・・・。

1. フルカーボンボディとド派手な空力・オフロード装備

外観はすべて新たにデザインされたフルカーボンファイバー製のワイドボディキットに覆われていて、ルーフ上部にはエンジンへ新鮮な空気を送る大きなエアスクープ(シュノーケル)が与えられ、足元にはピックアップトラックやオフロード車で採用されるような厚みのある31インチのオールテレーンタイヤと大径ホイールを装着。

夜間のオフロードを照らす高輝度LEDライトも統合されています。

なお、ベースとなるのは「ウラカン・ステラート」ではなく「ウラカン」だと紹介されており、それは(ベース車の)コストの関係なのかもしれませんね。※どのみちここまで改造するのであれば、実際のところウラカン「ステラート」がベースである必要もなさそう

レズヴァニ(Rezvani)デューンの走行風景(砂漠、リア)

Image:Rezvani

2驚異のサスペンションリフト

標準のウラカン・ステラートでもノーマル車高より1.7インチ(約4.3cm)最低地上高が引き上げられていましたが、「デューン」はそこからさらに4.5インチ(約11.4cm)もサスペンションを持ち上げており、大径タイヤとの相乗効果によって純正ベースから合計で6インチ(約15.2cm)ものグランドクリアランス(最低地上高)向上を達成しています。

パワーユニット:スーパーチャージャーで800馬力へ覚醒

座席後方に佇む5.2L V10自然吸気エンジンには、チューニングメーカーであるVF Engineeringと共同開発したスーパーチャージャーがドッキングされており、これによって最高出力は800馬力にまで跳ね上がり、ウラカン・ステラートを約200馬力も上回るスペックを獲得することに。

過給機にターボではなくスーパーチャージャーを選択したことで、低回転域からタイムラグのないリニアなアクセルレスポンスとV10特有のエキゾーストノートを極限まで高めることに成功しており、かつ「ターボラグ」を排除することで悪路走行時の姿勢制御をより安全なものとしています。※さらには大きく重くなったタイヤ / ホイールを回転させるのにもスーパーチャージャーのほうがいいのかもしれない

レズヴァニ(Rezvani)デューンの走行風景(砂漠、フロント)

Image:Rezvani

レズヴァニ Dune(デューン)主要スペック表

項目Rezvani Dune(レズヴァニ デューン)仕様
ベース車両ランボルギーニ ウラカン
エンジン5.2L V型10気筒 ガソリン + スーパーチャージャー
最高出力800 hp(約811 PS)
最大トルク785 Nm
トランスミッション7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)
駆動方式フルタイムインテリジェントAWD
車高上昇値純正比 +6インチ(サスペンション4.5インチリフト+タイヤ径拡大)
最低地上高11インチ(約28cm)
タイヤ / ホイール31インチ マッドテレーンタイヤ / 20インチホイール
ボディ素材フルカーボンファイバー
生産台数世界限定 7台
予約金1,500ドル(返金可能)

【競合比較と市場での位置付け】

「Dune」は大手メーカーが作る限定車よりも遥かに希少で、ハイパワーかつ突き抜けたオフロードスペックを誇っており、「人とは絶対に被らない圧倒的な個性」を求めるコレクター、あるいは過激なオフロードマシンを求める層にとって唯一無二の存在と言えそうです。

モデル名Rezvani Duneランボルギーニ ウラカン・ステラートポルシェ 911ダカール
最高出力800 hp602 hp473 hp
エンジン5.2L V10 S/C5.2L V10 NA3.0L 水平対向6気筒ツインターボ
生産台数世界限定7台世界限定1,499台世界限定2,500台
特徴異次元のパワーと悪路走破性バランスに優れたメーカー純正ラリーの伝統を受け継ぐスポーツカー

ちなみにインテリアは(エクステリアとは異なって)ウラカンのイメージが色濃く残っているようですね。

レズヴァニ(Rezvani)デューンのインテリア

Image:Rezvani

【知っておきたい関連情報】オフロードスーパーカーの未来とランボルギーニの動向

「なぜ今、背の高いスーパーカーなのか?」——その背景には、世界的なSUVブームとオフロードレジャー人気の高まりが存在します。

ポルシェ「911ダカール」の2,500台や、ランボルギーニ「ウラカン・ステラート」の1,499台が発表後すぐに完売した事実が示す通り、極上のパフォーマンスをサーキットだけでなく、路面状況を選ばずにどこでも楽しみたいという富裕層のニーズが確実に介在するというのがいまの時代。

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なお、ランボルギーニのチーフ・マーケティング&セールス・オフィサーであるフェデリコ・フォスキーニ氏によれば、「ステラートのフォーミュラ(オフロードスーパーカーのコンセプト)を捨てたわけではない」、さらに同社のCEOであるステファノ・ドメニカリ氏も「ステラート」を複数(テメラリオとウルス)投入する可能性に触れており、今後ランボルギーニにとって「ステラート」は「ペルフォルマンテ」同様に、ひとつのバリエーションとして定着するのかもしれません。

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レズヴァニ(Rezvani)デューンのリア(海岸)

Image:Rezvani

結論

レズヴァニ「デューン」は、スーパーカーの枠組みを破壊して砂漠や岩場さえもハイスピードで駆け抜けるために生まれた究極の遊び心を形にしたクルマでもあり、大迫力のV10サウンドを轟かせながら砂煙を上げて走るその姿は、ぼくらが求める「クルマの本質的なワクワク感」を再確認させてくれるもの。

世界限定わずか7台という超希少性、800馬力を誇るスーパーチャージドV10エンジン、そしてマッドマックスにそのまま登場できそうな迫力あるカーボンボディは自動車史における「最も過激なカスタム」の一つとして語り継がれることとなるのかもしれませんね。

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